経済本や決算書を読み漁ることが趣味のマネーライター・山口伸です。『日刊SPA!』では「かゆい所に手が届く」ような企業分析記事を担当しています。さて、今回は東京ディズニーリゾートの運営企業である株式会社オリエンタルランドの業績について紹介したいと思います。 ディズニーリゾートでは6月6日から、シーの新エリア「ファンタジースプリングス」が開業しています。アナ雪やラプンツェルをテーマとした新エリアは人気を博していますが、入場制限を行っているため、入れない客も多いようです。コロナ禍以降、オリエンタルランドは従来の客数を重視する姿勢から顧客満足度を重視する姿勢へと転換しており、値上げや変動価格制の導入、そして入場制限を実施してきました。こうした施策は客層の“絞り込み”に成功し、結果として業績は以前を上回っています。 2013年以降、ディズニーリゾート全体の入場者数は年間3,000万人台で安定し、オリ
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