ブックマーク / yaminomabot.hatenadiary.jp (6)

  • 鷺沢文香『黄昏の丘にて』第87期棋聖戦五番勝負第5局 羽生善治棋聖-永瀬拓矢六段 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    出不精の私でも、一日における時間帯は日時計で何となく分かるものだ。日が登ってきたからそろそろ正午近いなあとか、空が赤くなってきたから夕暮れ時だなとか、おおよそは判断出来る。 それが人の一生となると、どうだろう? 今が人生の何時頃なのか、誰に分かるというのか。 私がアイドルを初めて、何年と経っているわけではない。 おそらくまだ正午にもなっていないと思う。まだまだこれから、なのだろう。 だけど、私もいつか最後のステージに立つときはきっと来る。それがいつ、どんな形で訪れるのかは分からないけれど、必ずその時は来るのだから。 どんなことにだって、どんな人にだって始まりがあれば終わりがある。 先日、茜さんと買った雑誌に掲載されていた先崎九段のコラムが、のどに刺さった小骨のように、ずっと心に引っかかっている。 『羽生ほど偉大な棋士はいない。彼は1人で世界を変えて見せたのだ。彼はシェイクスピアであり、ニュ

    鷺沢文香『黄昏の丘にて』第87期棋聖戦五番勝負第5局 羽生善治棋聖-永瀬拓矢六段 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール
    sical
    sical 2016/08/12
    こんなに妙な戦型でもちゃんと勝負になるんだから、将棋って奥が深すぎるな、と思う
  • 輿水幸子の『第74期名人戦七番勝負第1局 羽生名人-佐藤天八段』観戦記 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    皆さんこんにちは!カワイイ輿水幸子です! 新しい年度が始まりましたね! 色々と環境が変わる人もいるかと思いますが、気持ちを新たに再スタートです! ボクはいつでもカワイイから関係ないですけど! そして将棋界も、年度が切り替わり成績もリセット!いよいよ名人戦の開幕です! と、序文の挨拶はこんな感じでいいですかね? いやまあ、何と言いますか。年度が替わって白紙に戻る所もあるんですけど、地続きの部分もあるじゃないですか。 今回挑戦者の天彦八段は、昨期の王座戦、棋王戦の挑戦者で、また順位戦の様子も文香さんなんかがつぶさに書いてますよね。 このグリモワールで取り上げられた数、一番多いんじゃないですか? それだけ充実していた……というのは間違いないんですけど、一方で羽生王座、渡辺棋王の壁に跳ね返されてもいるわけです。 その天彦八段の挑戦ラッシュも、棋聖戦王位戦は既に敗退してるので、この名人戦が一つの区切

    輿水幸子の『第74期名人戦七番勝負第1局 羽生名人-佐藤天八段』観戦記 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール
    sical
    sical 2016/07/18
  • 一ノ瀬志希『While He's Still Silent』第41期棋王戦第3局佐藤天-渡辺 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    ベルガモットのパルファム。 狭い室内に漂う。 カーテンに遮断されたままの個室。 日光で分解されちゃうから。 アップルティーの甘ったるい匂いと、混じり合って、溶ける。 深く、深く。 流転する臭気。 鼻腔に届けば、中枢神経を刺激する。 既知の香り。帰れる刺激。 逃げ出したくなるくらい、よく知ってる。 フレちゃんは私に問う。 「志希にゃんってさー。あっちの大学途中でやめちゃったんだよね~」 「そうだよ~」 正常な心音で答える。 「どうして?どうして?」 「なんでだろう?飽きたからかな~♪んふふ~、エクスタシー!が、足りないとね。ねむーくなっちゃうんだなぁ」 不感症。 怖いものってある?私はあるよ。 慣れれば刺激は鈍くなる。 鈍くなって薄くなって何も感じなくなれば、私は貌を失う。 逃げなければ。 空白地点から眺めれば、単調な刺激でまた信号が通る。 そんな気がするから。 「それじゃあさ、もしも……」

    一ノ瀬志希『While He's Still Silent』第41期棋王戦第3局佐藤天-渡辺 - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール
    sical
    sical 2016/07/18
  • 【翻訳版】神崎蘭子の『第74期順位戦A級9回戦 行方-佐藤天』グリモワール - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    クックック……我が名は神崎蘭子……! (こんにちは!神崎蘭子です) 闇に飲まれよ!!!! 永きに渡り我が翼は、冷たい鎖に繋がれていたわ。 (最近お仕事が忙しかったの) 天界の牢獄の中で私は私の使命を果たしながらも、下界に残したグリモワールに思いを馳せない日はなかった……。 (お仕事中もブログのこと気になってました) されど!私には永劫なる時の中で、グリモワールに魔力を注ぎ続けてくれる同胞達がいた! (だけど、事務所のみんなが代わりに書いててくれました!) 彼女たちの呪術により、我が翼は再び空へと舞い上がるわ……! (おかげでまた書けます!) みんな……ありがとう……。 そして今!我が紡ぐのは『将棋界のラグナロク』! (今回は『将棋界の一番長い日』について書きます) 書の女神が映した真実の鏡……その中でも、運命の扉を開く鍵を求めた勇者達の物語……! (文香さんが書いてくれた中でも、名人戦の挑

    【翻訳版】神崎蘭子の『第74期順位戦A級9回戦 行方-佐藤天』グリモワール - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール
    sical
    sical 2016/03/01
    「貴族が放ちし魔術は、『星屑の輪舞曲』! (天彦さんの作戦は横歩取りです)」好きすぎる
  • 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    誰か人を励ますときに、「きっとまたチャンスが来るよ」というような言葉を口にすることにあまり屈託を感じなくなったのは、案外最近のことのような気がします。 それまでだって心から言っているのに間違いはないのですけど、心のどこかで『そんな保証はどこにもない』と悟っている自分がいて、しかしそれはそれで真実には違いなく、そうやって出て来る己の言葉の空疎さが嫌になることはありました。 今は? そういう抵抗は薄れてきたと思います。 周囲に若い子が沢山いるから、というのは確かにありますね。十代というのはやっぱり特別で、輝くような個性や才能、前向きさ、彼女たちにとっては躓きもまだ糧になるのだろうと思えます。 だけど、自分も含めた同年代から年上の人達はどうでしょう? 私達は未来の時間に限りがあることを知っていますから、次はないかもしれないという思いが段々と拭いがたくなっていくのですね。 「でも大丈夫」と、今の

    神崎蘭子さんの将棋グリモワール
  • 北条加蓮の日記②(第65期王将戦七番勝負第2局羽生名人-郷田王将 2日目) - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール

    今度はなかなかすっきりした目覚めだった。 夜は熱でうなされたけど、もう大分引いてる感じがする。 体温を測ってみたら、37.0℃だった。 うわ。 なんか微妙・・・。 でも、これくらいなら行けるかな。 体もそんなにきつくないし・・・と思ったところで、昨日の奈緒のメッセージを思い出す。 「半端な状態で無理をしようとしないこと。今は体を休めて風邪をきっちり治すのがプロ仕事・・・だってさ」 ああ。 こうなるって分かってて釘を刺したのかな。 私のことはお見通しってわけね。 仕方ないな。今日まで休もう。 多分、明日には良くなるから。 第65期王将戦七番勝負第2局羽生名人-郷田王将 2日目 ▲3七角△4五歩▲4八飛△8六歩 封じ手は▲3七角だった。 これは昨日奈緒も言っていた気がする。 ▲4八飛は自信なくて▲3八飛は成算の微妙な千日手模様ということもあるけど、指されてみるとまあ普通だ。 でも郷田王将は次の

    北条加蓮の日記②(第65期王将戦七番勝負第2局羽生名人-郷田王将 2日目) - 神崎蘭子さんの将棋グリモワール
    sical
    sical 2016/02/29
    「何を経験したか、じゃないんだよね。もちろんそれも大事だけど。それよりも、その経験をどう活かすかってことの方が・・・多分、羽生名人や郷田王将はそれが分かってるんだと思う」
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