国土交通省は2月9日、ハンドルやブレーキペダルがない自動運転車が公道を走行できるよう、道路運送車両法に基づく保安基準を改正した。一定の安全確保措置を満たした車両であれば、地方運輸局の認可を条件に、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなどの装備を省略した状態でも公道走行が可能になった。 速度制限や走行ルートの限定、緊急停止ボタンの設置といった安全確保措置を条件に、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなど、通常の自動車に必要な装備を省略した車両でも公道走行を認める。 改正により自動運転車サービスの公道実証実験を進める狙い。政府は2016年5月にまとめた「官民ITS構想・ロードマップ2016」で、2017年をめどに限定地域で無人走行車サービスの実証実験を行う予定としている。 関連記事 無人運転バスサービス「Robot Shuttle」、DeNAが8月スタート 「まずは私有地、チャレンジはしない」 D