最新の事例や理論が求められるなか、時代を超えて読みつがれる理論がある。『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)の過去の論文には、そのように評価される作品が無数に存在します。ここでは、著名経営者や識者に、おすすめのDHBRの過去論文を紹介していただきます。第13回は、BIOTOPE代表の佐宗邦威氏により、組織が構成員一人ひとりの創造性を活かし、また、個人が自分の創造性を最大限に発揮するヒントとなる論文が紹介されます。(構成/加藤年男、写真/鈴木愛子) 私が『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)と出合ったのは、2008年、新卒で入社したプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)を退職した頃だったと記憶しています。リチャード・フロリダが書いた「クリエイティブ資本論」などを読み、これからの時代を表すキーワードに興味を惹かれたことを思い出します。 P