大河原克行のデジタル家電 -最前線- 〜 松下、ソニー、シャープの店頭展示に見る、各社の年末向け戦略の差異とは? 〜 いよいよ各社から薄型テレビの新製品が出揃った。 今年のキーワードは、「フルハイビジョン」、「大画面化」、そして、年率20%以上といわれる速度で下落する「低価格化」だろう。 フルハイビジョンについては、液晶陣営が積極的だ。とくにシャープは、37インチ以上のほぼすべてのラインアップをフルハイビジョン化するなど、年末商戦に向けて万全の準備を整えた。 また、大画面化については、松下電器が103インチという世界最大のプラズマテレビの市販を開始したのを筆頭に、各社とも40インチ台、50インチ台のラインアップに力を注ぐ姿勢を示す。ソニーも、液晶テレビでは同社初となる50インチ台の製品をラインアップして、年末商戦に挑む。 一方、低価格化については、今年は、いよいよ40インチ台の製品が1