──これまでの経歴と起業のきっかけについて教えてください。 尾形氏:子供の頃から、ずっとサッカーに熱中しており、Jリーグを目指すクラブに在籍をしていました。そのためスポーツ関係の事業にも興味があり、早稲田大学時代に一度起業し、事業家としての経験を積みました。大学卒業後は孫 正義社長にあこがれていたこともあり、ソフトバンクに入社しました。ただ、いずれ自分で本格的に事業を起こしたいと思っていたこともあり、それならば早いうちにと、入社して1年が過ぎた2014年4月からookamiを立ち上げました。 ──1年で会社を辞めて起業するには、かなりの決断力を要したと思いますが、何か後押しになったものがあるのでしょうか? 尾形氏:後押ししてくれる仲間がいたことが大きかったですね。大学時代からスポーツ分野における情報革命の可能性を考えていました。弊社には共同代表がおり、彼がシリコンバレーから帰国したタイミン