「鳩山政権」に向けた民主党と中央省庁との準備作業は、3日から官僚による党幹部への説明が“解禁”されたものの、手探り状態が続いている。 ◆岡田幹事長、引き継ぎに不満にじます◆ 鳩山氏は2日に政権移行協議の「窓口」に岡田幹事長と直嶋政調会長を任命した。民主党が官僚からの説明を本格的に受け始めたのは、予算、外交、危機管理など、政権発足後に直面する課題の整理をしておく必要があるからだ。麻生内閣側では漆間巌官房副長官が3日の次官会議終了後の懇談会で、各省次官に「政権移行協議では民主党に協力するように」と指示した。 早速、藪中三十二外務次官と河相周夫官房長が3日、民主党本部に岡田、直嶋両氏を訪ね、9月下旬から目白押しの外交日程などを説明した。 ただ、岡田氏はこうした引き継ぎ作業に不満をにじませている。周辺に「新しい大臣が説明を受ければいい。協議は今日で終わりだ」と、これ以上、詳細な説明を受けることに消