rr — retain and recallの略 — は単純ながら有用なユーティリティである。システムの奥深くに仕舞い込まれたconfigファイルをいじらなければならないが、わざわざフルパス名を入力するのは面倒だという場合に役に立つ。 rrをインストールするには、ソースをダウンロードし、「tar xzf rr-1.3.tar.gz」といったコマンドで圧縮を解除する。そして、作成されたrr-1.3サブディレクトリに入り、makeを実行してから「sudo make install」を実行する。このインストレーションにはmanファイルが含まれているので、rrの詳細についてはmanで調べてほしい。 では、rrの使い方を見てみよう。仮にRDBMSのconfigファイルをしばしば編集する必要があると思ってほしい。このファイルは/usr/local/rdbms/etc/my.configだとしよう。rr