シャープは15日、多機能端末「ガラパゴス」の販売を今月30日で終了すると発表した。売り上げ不振などが影響したとみられる。通信事業者のイー・アクセス向けの製品提供は続けるとしているが、事実上の撤退といえる。 シャープは、先行する米アップルの「iPad(アイパッド)」に対抗する商品として、昨年12月にガラパゴスを発売。ソニーの電子書籍用端末「リーダー」とともに注目を集めたが、約10カ月で販売を終えることになった。 シャープは「2011年の早期に100万台」との販売目標を掲げていたが、電子書籍のコンテンツ不足などで苦戦が続き、実績は目標を下回っていたとみられる。(共同) [2011年9月15日10時53分]