昨年12月に西武からソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、甲斐野央投手(27)が移籍することが11日、両球団から発表された。同日朝に大ベテランの和田毅投手(42)が人的補償に浮上したと一部で報じられるとソフトバンクの球団界隈は大混乱。最終的には経験豊富な中継ぎ右腕が指名された格好だが、和田が28人のプロテクトリストから外されていたことは間違いないとみられ、FA史に残る前代未聞のドタバタ劇に、身内からもフロントの責任を問う声が噴出している。 ◇ 昨年5月から続く〝山川問題〟は、衝撃的なエンディングが待っていた。 長崎で自主トレ中の和田に、ソフトバンク球団から人的補償で指名される可能性があると連絡が入ったのは10日夜。その時点で和田は「腹をくくって行くしかない」と移籍の覚悟を固めていたというが、正式決定ではなかった。 そして一夜明け、一部報道で大騒動に発展した。福岡