母とは離れて暮らしています。 母もめっきり弱ってきて、 と言っても、 わたしが物心ついたころから母は 「お母さんは死ぬかもしれない」 「もう、あとがないから」 と、時々言っていました。 夫がまったく頼りにならない上に、体の弱い自分が、幼い我が子を残して、死んでしまうことは大変な恐怖だったのかもしれません。 「死ぬかもしれない」 「もし何かあったら、」 と、死ぬ死ぬ詐欺は繰り広げられました。 実際、体が弱く、心臓や呼吸器に問題があって入院もしたりしたわけですが、それでも、今から思うと、結構元気に、あんなこともこんなこともやっていたよなぁーと思うわけです(そんなに脅さなくても、という思い)。 [広告] 実は母が「死ぬ死ぬ詐欺」の発祥ではないかと思ったりもします。「弱っている」と言われても、「もうそれ聞き飽きた」的な感じもするわけです。 でも、いつか人は死にます。 どこかに死なない人もいるのかも