ゲームの黎明期である1980年あたりでは、ゲーム音楽という概念自体がまだないに等しい時代でした。そこではゲームの音を専門に作る人がいるわけではなく、プログラマがそのハードで鳴らせる音を使って、音楽らしきものを作っていたようなことも数多くあったようです。しかしそこから「ゲーム音楽」という概念が認知されてくると、ゲーム音楽を専門に作る「コンポーザー」が生まれました。しかしその頃のゲーム音楽は殆どの場合そのハードの性能に依存されるものだったため、コンポーザーはそのハードで出せる音を掴んでいる必要がありました。 さらに時代が進み、ゲームハードの性能も進化すると、収録した生の音もそのまま使えるようになり、歌や生楽器の音もゲームの音楽として使われるようになってゆきます。 しかし最近、このようにゲームハードからそのハードの制約による音源やライン数などの独特な仕様がなくなってきたことで、ゲーム音楽が一