社会 【メア氏差別発言(上)】「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問2011年3月10日 Tweet 東村高江の座り込み現場でヘリパッド建設について話を聞く学生たち=2010年12月 2010年12月3日、米国務省。日米関係や沖縄の基地問題を学ぶため同省を訪問した首都ワシントンのアメリカン大学の14人の学生たちを前に、ケビン・メア日本部長は終始リラックスした表情で話し続けた。しかし、穏やかな口調とは裏腹に出た言葉は、沖縄県民を「ゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーの栽培も他県が多い」と断ずる差別的発言だった。違和感を抱いたまま学生たちは来県。そこで基地に苦しむ沖縄の現実に直面し、メア氏の発言との大きな乖離(かいり)に気付くことになる。 「沖縄の人々を見下していた。このような人が外交官であるなんて悲しい」。講義を聞いた学生の1人はこう振り返った。 事前に勉強会を重ねた学生たちは、質疑応答で「な