印刷 放射性セシウムで汚染された製茶を湯でゆすぐと、茶に溶け出すセシウムの量を半分に減らせることが、放射線医学総合研究所(放医研)の研究でわかった。 国の基準では荒茶(乾燥茶葉)の状態で1キロあたり500ベクレルを超えると出荷制限されるが、放医研放射線防護研究センターの田上恵子主任研究員らが、1キロあたり約300ベクレルのセシウムが検出された市販の製茶を使って実験した。 温度60度の湯に1分間浸してから煎じると、茶には60%前後のセシウムが流れ出ていた。しかし一度湯を入れてからすぐその湯を捨て、新しい湯を使って改めて煎じた「二番煎じ」では、茶に流れ出たセシウムは32%に減っていた。 関連リンク静岡茶は安全です 川勝知事、NYの愛好家にアピール(7/15)都立農業高で収穫の茶葉、基準超えるセシウム(7/13)関東周辺のセシウム汚染予測 国立環境研、影響評価へ(7/6)小学生の茶摘み体験