人魚姫(にんぎょひめ、Den lille Havfrue)は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる1837年のデンマークのおとぎ話である。 あらすじ[編集] 短剣を差し出す姉たち 王妃を失って久しい男やもめの人魚の王は母君に6人の娘の教育をして貰っていた。人魚姫の姉妹は1歳ずつ年齢が異なり、毎年1人ずつ海の上に行った。末の姫は15歳の誕生日にのぼった海の上で船の上にいる美しい人間の王子を目のあたりにして恋心を抱くが、その夜の嵐で彼の乗船した船は難破し、王子は意識を失って海に放り出される。人魚姫はすぐそばまで流れて来た彼が水中にいると死んでしまうことに気が付き、一晩中海面に持ち上げ続けた。朝日が出ても彼が意識を取り戻さないので温かい浜辺の方がよいだろうと考え、岸辺に王子を横たえ、自分は遠巻きにして様子を見ていたところ、近くの修道院から出てきた女性が王子に気が付き連れて行ったのでそのまま人