カルテに書かれたテキストや二次元のレントゲン写真よりも、三次元の医療データのほうが雄弁だ。最先端のVRテクノロジーは医療現場でどう活用されるのか。 by Yasuhiro Hatabe2017.01.25 237 38 6 0 現時点で、VRという言葉から一般的にイメージされるのはゲームやエンターテインメント系の映像コンテンツだろう。実質現実(VR)の特徴を言い表す「没入感」という概念も、ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)をかぶって「自分だけの世界」に行くイメージがあるからではないだろうか。しかし今、医療の現場でもVR/ARの活用が急速に見えてきた。 1月20日、MITテクノロジーレビュー主催のイベント「MITTR Emerging Technology Conference #1」で、外科医・医学博士であり、医療分野での技術開発を続ける国際医療福祉大学大学院の杉本真樹准教授が「V
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