兵庫県淡路島の水道事業を担う淡路広域水道企業団を巡る贈収賄事件で、県警捜査2課は11日、企業団発注工事で業者に便宜を図った謝礼などに現金50万円を受け取ったとして、新たに収賄容疑で、南あわじ市下水道課長の村本透容疑者(58)を逮捕した。 逮捕容疑は2014年秋ごろ、企業団発注の導配水管の耐震化工事で便宜を図った謝礼に加え、今後、南あわじ市の発注工事についても便宜を求める趣旨と知りながら業者から現金50万円を受け取った疑い。 県警などによると、村本容疑者は14年3月末まで企業団で工務課長などを務め、14年4月から現職。県警は贈賄業者について「時効が成立している」として明らかにしていないが、関係者によると、業者は別の贈賄容疑で逮捕された同市の設備会社社長(59)=保釈中。村本容疑者とは幼少期からの友人という。 企業団発注工事を巡る汚職事件では逮捕された同市や企業団の職員は3人目。 淡路島 ファ