パナソニックで代表取締役 社長を務める大坪文雄氏は、2012年2月3日に開催した決算発表会で、収益力強化に向けた取り組みを発表した(Tech-On!の第一報)。パナソニック・グループ全体で持続可能な新たな事業モデルを作り上げていくという。さらには、「現在進めている収益構造の変革を急ぐことで、2012年度には何としても業績のV字回復を実現する」(同氏)考えだ。 大坪氏は具体的な取り組みとして、(1)テレビ・半導体事業の黒字化、(2)白物家電や環境・エネルギー事業などの個別事業の成長による増益、(3)強みのある事業をベースにした「まるごとソリューション事業」の推進、の三つを挙げた。「これら三つトータルで新しい収益構造を作り上げる」(同氏)と意気込む。 パネル事業は非テレビ用途を5割に 「最大の課題事業」(パナソニックの大坪氏)である(1)のテレビ事業については、2011年10月31日の第2四半