朝日が差し込む中、ピークを迎えた涸沢カールの紅葉を楽しむ大勢の人たち。中央の峰は涸沢岳=長野県松本市の穂高連峰で、手塚耕一郎撮影 北アルプス穂高連峰の涸沢(からさわ)カール(長野県松本市、標高約2300メートル)で、紅葉がピークを迎えた。 【そろそろ本格的】特集 日本の紅葉情報 今年は猛暑の影響もあり、例年に比べて1週間ほど遅れているという。斜面に朝日が差し込む中、赤く色づいたナナカマドや黄色に染まったダケカンバなどが美しい色彩を描いている。15年前の夏に涸沢の山小屋でアルバイトをした友人同士で訪れた兵庫県明石市の岡本千代さん(35)は「紅葉の季節に来るのは初めて。こんな色の服があったら買いたい」と絶景に心奪われていた。涸沢にある二つの山小屋には今週末、既に合計500人以上の予約が入っている。【手塚耕一郎】 【関連記事】 <こんな涸沢カールも> <毎日植物園・秋>コスモス、彼岸花