スタンフォード大学で開発された小型ロボット「Mighty」は自重の100倍以上もの荷物を運ぶ能力を有しているそうだ。その能力の秘密は、足の裏に取り付けられた接着剤にある。この接着剤は圧力がかけられると粘着性を増加させ、足を引き上げるときはスムーズに接地面からはがすことができるという。動画では壁にひっついたロボットが垂直に荷物を持ち上げたり、小型のロボットがコーヒーカップや大きな錘などを運ぶ様子が映し出されている(NewScientist、Slashdot)。 デザインは動物界では伝説的登坂能力を持つヤモリに似ている。開発チームによれば、将来的には建設現場の上で重いものを引っ張るような用途や災害時の人命救助などに使用できる可能性があるとしている。具体的な情報は来月ワシントンで開催されるIEEEのロボット・オートメーション学会で公開される予定とのこと。