「人力」という極めて脆弱で消耗の激しい原動力を地球上で最もエネルギー効率の良いとされる「自転車」に有効に使用するには、高度な頭脳を要するエネルギーマネージメントである「変速」が必要とされます。 この「変速」を実現する際に人とバイクの間に存在し入力接点となる物が「シフトレバー」です。 シフトレバーの無い時代の変速方法さて時代を遡ってシフトレバーのまだ無かった頃の最も原始的な変速は、リアホイールの両側にギヤを付けておき変速のたびにホイールを外して裏返すというやり方でした。一部のシングルスピード乗りは「フリップフロップ」と称して現在でも喜々として行っています。 また少しマシな方法として、ホイールに2枚か3枚のギヤを付けておき後輪を緩め手でチェーンを架け替えて変速するという物もありました。これもごく少数ではありますが現在においてもディングルスピード乗りの常套手段でもあります。 ロッド式シフトレバー