『Sports Graphic Number』は創刊1000号を迎えました。それを記念してNumberWebでも執筆ライター陣に「私にとっての1番」を挙げてもらう企画を掲載します! 今回は浦和レッズやドイツサッカーを中心に取材する島崎英純氏による、ロブソン・ポンテ秘話。スキルも人間性も素晴らしかった名手の逸話は、浦和サポーターならずとも必見です。 2005年7月15日、浦和レッズはドイツ・ブンデスリーガのレバークーゼンでプレーしていたロブソン・ポンテと2006年1月1日までの半年契約を交わした。 当時の浦和は、エースストライカーだったFWエメルソン(マルシオ・パッソス・ジ・アルブケルケ)が急遽カタールのアル・サッドへ移籍したことで戦力補強が急務だった。そこへ28歳のバリバリのブンデスリーガーがやってくるというのだから、その期待感で胸が高鳴ったのを覚えている。 ここからは、ポンテのことを尊敬