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ブックマーク / shaka.hatenadiary.org (7)

  • 『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』飯田一史(青土社) - 読み捨てられてゆく言葉たち

    友人(?)に薦められて読んだわけだが、思った以上に良書だったので、レビューを。 特に、出版業界関係者は必読。ライトノベルを読んでいなくても大丈夫。私もほとんど読んでない(俺妹だけだ)。それでもこのは「自分は出版業界の人間である」と思う人なら読んだほうがいい。個人的には自分のクライアントには配って歩きたいくらいだ。 書は大きく分けて2つのパートに分かれている。 ライトノベルを業界として捕らえ、総論や環境分析を語っている第1部、および第4部(と「はじめに」と「終わりに」)。 そして、ベストセラーライトノベルタイトルをそれぞれ作品ごとに細かく分析している第2部と第3部、という具合である。 個人的にはそれぞれのパートによって、ターゲットと語られる質が異なっていると思うのだが、それがまたそれぞれにまったく違う面白さに繋がっていて興味深い。 つまり、第1部・第4部に代表される業界分析は出版業界関

    『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』飯田一史(青土社) - 読み捨てられてゆく言葉たち
    sinden
    sinden 2012/08/30
    「色々なところでばらばらに聞いていた電撃文庫の個別の戦略についてまとめられていたのが非常に面白かった」面白そう。作家志望より、編集志望の方が楽しく読めそうな本なのかしら。
  • インターネットにおける「昔はよかった」 - 読み捨てられてゆく言葉たち

    もはやいるのかもわからないこの日記というかブログを読んたことのある人ならおわかりかと思うが、私の書く記事は長い。というか長いことくらいしか価値はない(長さに価値があるのかと言われたら黙り込むしかないが)。 そういう立場の人間から言わせてもらうと、もはやそうした日記のようなコンテンツは、インターネットの世界に住む場所はないように思える。 かつては、個人のホームページの時代があり、次いでtDiaryやnDiaryのような日記ツールの時代があり、その後ブログの時代が訪れ、そこから先はmixi、Twitter、facebookというSNSの時代になった。 ブログの時代までは、この世界は比較的自由で、そして大したことのないコンテンツでもそれなりに読まれ、生き残ることができた。ブログが世界で一番書かれている国とはいえ、それでも発信者の数は限られていたし、ソーシャルの時代にも通じる、「ホームページ、また

    インターネットにおける「昔はよかった」 - 読み捨てられてゆく言葉たち
    sinden
    sinden 2012/06/01
    shakaさんの久々のエントリ。秋山しかブクマするひとは、いなかろうと思いきや、先客がいましたよ。
  • 『営業と経営から見た筑摩書房』菊池明郎 - 読み捨てられてゆく言葉たち

    「出版人に聞く」シリーズの7巻目。 これはもう出版業界に関わる人は全員読んだ方がいいと思う。 筑摩書房という会社は不思議な会社で、決して規模は大きくはないし、売り上げ的にも業界では上位というわけではない、中小出版社であるにも関わらず、この業界においては常に重要な役割を果たしている。 実際、書の著者(聞き取りなので厳密には著者ではない)である菊池明觔(現筑摩書房会長)も書協の副理事長をはじめとして様々な出版関連団体で役員に名を連ねているし、菊池以外でもそうした業界団体で中心となって活動している筑摩書房の人間は多い。 そして、書でも登場する松田哲夫と田中達治という二人の人物はいうまでもなく、90年代以降の出版を語る上では重要な人物である。 そう考えると筑摩書房という会社は出版物を作るのと同時に、こうした人材を作ることにも長けた会社なのだと改めて思う。 小田光雄によるインタビューは、正直筑

    『営業と経営から見た筑摩書房』菊池明郎 - 読み捨てられてゆく言葉たち
    sinden
    sinden 2011/12/11
    shakaさん久々のエントリ。これは、良い本。出版社や、筑摩書房というキーワードに反応するひとは、楽しく読めそう。
  • 2007-12-10

    えー、言わずもがなかと思いますが、Jリーグ最終節のあまりの惨劇に激しくショックを受け、しばらく立ち直れなかったshakaですこんにちは。 というか、鹿島戦からケチがついたかのように、応援するチームがことごとく悲惨な憂き目に遭い(イングランドはユーロ2008出場を逃し、マンチェはプレミアで負けてアーセナルに首位を明け渡し、バルサはチャンピオンズリーグで引き分け)、最終的にはレッズがあんなことに…。あの週末はマジで状態でした。 そんなこんなで仕事も多忙を極め、すっかりネットから離れてしまっていたんですが、気力が少しずつ蘇ってきたのでそろそろ復活したいと思います。 この週末は、金曜日に友人が出ている芝居を見に行き、劇団関係者たちと飯などいつつ話もしたせいで少し元気を取り戻す。というか今年の8月以降初めての観劇だったなあ。仕事のせいで2回チケット無駄になってたし(合計12,500円)。やっぱ芝

    2007-12-10
    sinden
    sinden 2007/12/10
    ヨーロッパ企画『火星の倉庫』 愛のこもったレビュー。永野の身動きが取れないながらの熱演は確かに魅力的で、喋っていないときも、つい視線が彼に向かってしまった。
  • 急募 - 読み捨てられてゆく言葉たち

    「あなたも夏の貴重な休日を無駄遣いしてみませんか?」 職種:飲み会のメンツ、カラオケのメンツ 業務内容:昔話の相手、さむい話に耐える 期日:平成19年8月4日(土)19:00〜(24:00までには終了予定) 応募資格:経験不問、初心者歓迎、女性優遇 勤務地:神保町または渋谷(応相談) 給与:楽しい一時(プライスレス)、交通費支給なし 募集期間:平成19年8月4日(土)17:00まで 応募方法:もろもろ連絡の取れる手段で

    急募 - 読み捨てられてゆく言葉たち
    sinden
    sinden 2007/08/03
    「女性優遇」shakaさんはわりと本気のはず。
  • 2006-09-26

    丹波哲郎死去。昭和が終わった、と改めて思う。『砂の器』や『Gメン'75』といった代表作はもちろんだが、個人的には『事件』での弁護士役、そしてかの傑作『切腹』での名演技が忘れられない。ご冥福をお祈りいたします。 『あしたのジョーの方程式』を読んで、マンガ読み込み熱が高まったため、某Yさんから借りっぱなしになっていた(スミマセン)『BSマンガ夜話』のDVD『童夢』の回を『童夢』片手に見た。 ちょうど10年前、記念すべき第一回の放送。十年一昔とはいうけれど、さすがに皆さん若い。いしかわじゅんはあまり変わってないけど。アシスタントの松野美由紀のスカートがやたら短いのが気になる。まだこの頃はキャラクターが定まってないせいもあって、雑談中心の温い感じはあるが、それでも岡田斗司夫の指摘には鋭いものがあったり、改めて『童夢』を読んでみると、コマからはみ出たり、断ち切りがまったくないことに気づいてビックリす

    2006-09-26
    sinden
    sinden 2006/09/28
  • 読み捨てられてゆく言葉たち - 茨と差し引きよ、と - 『夏月の海に囁く呪文』雨宮諒

    ときどき、おおきな声で叫びたくなります。 久世光彦追悼特集でやっていた『寺内貫太郎一家』を何十年ぶりかに見た。初回と最終回というすさまじい放映の仕方だったんだけれど、今見ても最高に面白かった。見ているうちに「ああ、伴淳三郎が好きだったなあ」とか「梶芽衣子はこんなにキレイだったのか」とか思い出していた。笑いと泣きの目まぐるしい交差、普通のドラマじゃ考えられないような展開、少しも色褪せてない。むしろ新しい感じすらした。やはりDVDBOXは買おう。自分の原点のひとつが間違いなくここにあった。 書店はどこも『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版フィーバーだ。既に読んでしまっている私ですら欲しくなる。今から読める人は羨ましいよ。そんな中でもうひとつ気を吐いていたのが待ちに待った福井晴敏の新作『Op.ローズダスト』ですよ。分厚い!。ローレライ超えたか?。500ページを超える上下巻。二段組じゃないのが救いか。い

    読み捨てられてゆく言葉たち - 茨と差し引きよ、と - 『夏月の海に囁く呪文』雨宮諒
    sinden
    sinden 2006/08/13
    楽しんでいただけたようで重畳(いまさら……
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