全体主義(totalitarianism)とは、個人の利益より全体の利益を優先し、個人が全体のために従属しなければならないとする思想。また、カリスマ的指導者が世界を一貫した世界観で語ろうとするのが特徴のことです。 特に哲学者ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』で広く知られるようになりました。 全体主義は、イタリアのファシズムやドイツのナチズム、冷戦中のロシアなどの国家を指す時に使われた言葉ですが、実は「何十年も昔にあった歴史的出来事」で割り切って良い概念ではありません。 全体主義の本質を知ると、それは今でも別の形で起こりうるものだということが分かるはずです。 そのため、全体主義について知ることは、日本という平和な国家で暮らす私たちにとっても、とても重要なことなのです。 そこでこの記事では、 全体主義の意味や特徴、権威主義との違い 全体主義がなぜ、どのようにして生まれたのか? 全体主義につ
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