大阪市立図書館,「知識創造型図書館改革」検証結果を公表 2012年7月3日,大阪市立図書館の「知識創造型図書館改革」についての検証結果が,同館ウェブサイト上に公開された。この改革は,2006年に策定された「市政改革マニフェスト」に基づき,2007年度から2010年度までの4年間,市民が課題解決に必要な情報にいつでもどこでもアクセスできる「知識を創造する図書館」と,未来を担う子どもの心を育て,豊かな感性と創造力を育む「人と,心を育てる図書館」とを目指すものである。定型業務の民間委託など効率的な運営体制の構築によってコストを抑制するとともに,これまでの図書館機能をより拡充することが取り組まれた。 検証では,「効率的な運営体制の確立」,「知識を創造する図書館へ」,「人と,心を育てる図書館へ」の3項目に分け,各項目に掲げられた複数の戦略目標,進捗指標および成果指標を基にした自己評価が示されている。
集客施設への転用が検討されている大阪府立中之島図書館。奥は大阪市中央公会堂(大阪市北区で)=金沢修撮影 ギリシャ神殿を模した外観で知られる国の重要文化財・大阪府立中之島図書館(大阪市北区)について、橋下徹・大阪市長と松井一郎・府知事が、美術館やカフェなど集客施設への転用を検討していることがわかった。昨年度30万7695人の利用者があり、府立としては同市内唯一の図書館だが、約50万冊の蔵書を他の施設に移し、隣接する赤レンガの市中央公会堂(重文)も含めて中之島一帯を都心部の観光ゾーンとして売り出す考えという。 橋下市長が「素晴らしい歴史的建造物で、図書館である必要はない。美術館利用はできないか」と、松井知事に検討を呼びかけた。府市特別顧問で、府市統合本部の都市魅力戦略会議座長の橋爪紳也・府立大教授も同調した。蔵書を府立中央図書館(東大阪市)、市立中央図書館(西区)に移し、にぎわい施設として活用
国際児童文学館の最後の読み聞かせには100人以上の親子が詰めかけ、職員らに花束が贈られた=大阪府吹田市国際児童文学館の最終日、多くの親子らが訪れ、じっくりと絵本に見入っていた=大阪府吹田市 大阪府立国際児童文学館(吹田市)が、府立中央図書館(東大阪市)への移転準備のため、27日に閉館した。橋下徹知事による改革の一環で廃止が決まり、多くの文化人や府民らが存続を求める運動を続けてきたが、25年の歴史に幕を閉じた。 この日、最後となった恒例の絵本の読み聞かせに100人以上が訪れた。2人の娘を連れてほぼ毎週通った大阪府茨木市の主婦近藤志子(ゆきこ)さん(40)は「おかげで娘は自然と本好きになった。閉館はすごく残念」と惜しんだ。 午後5時に閉館時間を迎えたが、長年のファンが職員らと記念撮影。向川(むこうがわ)幹雄館長があいさつし、「心ならずも閉館となり、誠に申し訳ない限り。いつかまた再生したい
京都で行われる予定だった会議が一日順延になったので、今日はオフといえばオフな一日。せっかく大阪に来ているので、念願だった大阪府立国際児童文学館を訪ねてみた。 まずは、 ・万博公園 http://park.expo70.or.jp/ で、岡本太郎の太陽の塔を拝見。 万博公園に入るのは初めてだが、太陽の塔を見るのは実は2回目。もう3年前のことになるが、大阪大学に講演に来た際、立ち寄ろうと思ったら休園日だったことがあるのだ。 ・「明日から大阪・京都」(編集日誌、2006-09-19) http://d.hatena.ne.jp/arg/20060920/1158718214 そのときは柵の外から遠目に眺めただけだったが、今回あらためて近くで見ると、その大きさにあらためて圧倒された。万博開催時は、ここに何百万人もの人々が訪れたのかと思うと感慨深い。 さて、太陽の塔を横目に本来の目的地へ。最初に訪れ
去年の橋下徹知事就任以来、国際児童文学館は廃止か存続かを巡って議会で議論を呼び、与野党が全会一致して存続を求める請願書を採択したにもかかわらず、このたび、廃止が決まりました。 国際児童文学館はふつうの図書館ではありません。世界的にも類を見ないほど高い水準を持った資料群と専門の研究員を擁する研究機関なのです。来館者の多寡によってその価値が決められるようなところではないのに、「子どもの数が少ない」とか「漫画ばかり読んでいる」といった、まったくバックヤードを評価しない一面的表層的な感想で貴重な施設を潰してしまっていいものでしょうか。エル・ライブラリーのスタッフも国際児童文学館の現地での存続を求めてきましたが、このたび、廃止が決まり、誠に残念無念です。 12月27日が事実上の最終開館日となります。児童文学館が廃止されても、財団は存続するということですから、今後も児童文学の研究と普及に向けて頑張って
エル・ライブラリーは嵐に抗して歩み始めた図書館です。 わたしたち財団法人大阪社会運動協会は、1978年以来『大阪社会労働運動史』編纂のための資料を集め、整理し、保存してきました。 西日本随一という評価をいただく数万点の原資料を擁する文書館へと成長した大阪社会運動協会の資料室は、「大阪産業労働資料館」(愛称:エル・ライブラリー)と名前を変え、大阪府労働情報総合プラザの旧蔵書17000冊を加えた図書館として新たな第一歩を踏み出しました。委託運営していたプラザの年度途中での廃止と当協会への補助金全額廃止という事態にもかかわらず、わたしたちはこれからも図書館運営を続ける所存です。 エル・ライブラリーは他の一般図書館が所蔵しない労働組合・企業・経済団体・市民団体の一次資料を所蔵している「文書館」です。と同時に、最新の実務書・専門書を収集公開する「情報センター」でもあります。貧困と格差が社会問題となる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く