「男女共働き」っていうと、なんだか先進的なライフスタイルだと考えている人が多いみたいですね。 実際、内閣府『平成24年版男女共同参画白書』を確かめてみると、日本の女性の労働力率はスウェーデンやドイツ、アメリカをかなり下回っています。 上のグラフでは、日本や韓国では30代~40代の女性労働力率がはっきり低下し、M字カーブ状になっているのに対して、欧米諸国のそれは比較的安定していて、台形状になっています。 このグラフだけを見ると、「先進的な国のほうが女性がちゃんと働いていて」「遅れている国では30~40代の女性が働けていない」という考え方が正しいようにみえるかもしれませんし、事実、東京ではそのとおりなのでしょう。 しかし、北陸生まれの私には「男女共働き=先進的」という考えがどうしても納得できませんでした。 なぜなら、福井、石川、富山といった北陸三県は、日本でもトップクラスの女性労働力率を誇り、