プレジデント フィフティ・プラス最新号からチョイ読み!いま住宅市場では、いったいどんな住まいの資産価値が高いのだろう。 ジャーナリスト 平原 悟=文 住み替えを考える際にもっとも気になることは「家がいくらで売れるか」「いくらで貸せるか」ということ。自宅の評価額がローンの残債より低ければ、簡単には売却できない。貸すにしてもローンの支払額よりも低い家賃しか設定できなければお手上げだ。 住まいの資産価値を知っておく。これが極めて重要なのだが、では、いま住宅市場では、いったいどんな住まいの資産価値が高いのだろう。 まずは、マンションから見てみよう。一般にマンションは購入から1年で10%、その後は毎年4%程度ずつ価値が下落するといわれる。そんななかで、価値の下がらないマンションがある。例えば「恵比寿ガーデンテラス壱番館」は、築12年の中古マンションだが、現在の取引価格は売り出し時より9%も高い。0