理学療法士のための寝返り・起き上がりの動作分析の6つの評価ポイントを記載しています。 患者さんの寝返り・起き上がり動作の何を観察すれば良いのか、またどのようなリハビリ方法が良いのかも解説しています。 スポンサーリンク 寝返り動作のパターン 寝返り動作のパターンは多様であり、健常人でも決まっパターンはありません。 例えば、上肢が先行して動き出す場合もあれば、頭部または骨盤が先行する場合もあります。 ただし、寝返り動作には体軸内回旋という普遍的特性があります。 体軸内回旋とは、体幹や肩甲帯、骨盤帯が連動して回旋することをいいます。 体軸内回旋に着目すると、寝返り動作には以下の2つに大別されます。 体幹の ●伸展・回旋パターン ●屈曲・回旋パターン 伸展・回旋パターン 運動の開始は骨盤の回旋で始まり、その動きが体幹、頭部の回旋へと波及していきます。 このとき骨盤に対して、体幹は後方へ残っており、