――少しだけ時間を遡る。 デヴィッド兄さんが切り裂き魔(リッパー)模倣犯の正体を暴く前、杵崎との戦いが終わり、ミリア先輩から話を聞き終えた後のことだ。 俺は睡魔に襲われた。 これが成長眠だということはわかっていたので、ミリア先輩の話を聞き終えるまで我慢してからひさしぶりに眠りについた。 もしかして、と思っていたが、案の定、俺は気づくといつもの宇宙空間にいた。 「はぁい、生で会うのはひさしぶりね」 薄絹をまとった絶世の美女が言った。 「ああ、そういえばそうだな。【祈祷】ではけっこう話してるけど」 俺がさらに話を続けようとすると、 「な、なんだこれは……!」 「そ、空の上ぇ?」 「ここは……それにこの神々しい気配はいったい……!?」 「エ、エエエ、エドガー君! 落ちるよ、落ちちゃうよぉ!」 「はわわ……何ですか、これぇ!?」 「……あら、また呼ばれたのね」 俺の背後から聞き覚えのある声が聞こえ
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