*この記事は決定的なネタバレは含まれていませんが、作品のトリックに触れる「この作品はこういう物語と考えられる」という話をしています。ご注意ください。 「世界解明系の物語」とは何なのか? 「世界解明系」とは、自分が作った造語です。 定義がちょっと難しいのですが、 「主人公や読者が知らない法則で世界が動いており、主人公が「どんな理由で起こっているのか分からない物事」からその法則性を解き明かしていくことを主たる目的としている物語」です。 これは種類がさらに三つに分かれまして、 ①今まで主人公や読者には伺い知ることができなかった、世界の法則性や真実の姿がある。 ②通常は認知できるはずの世界の法則性や真実の姿を、何等かの理由で主人公が知ることができない。 ③最後まで①なのか②なのか不明。 ①で思いつくのは、「進撃の巨人」「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」「グインサーガ(の一部)」「匣の中の
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