この1年間のライトノベルを総ざらいする『このライトノベルがすごい!2022』(宝島社)が刊行。文庫部門の第1位に裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』が2年連続で輝いた。単行本・ノベルズ部門はぶんころり『佐々木とピーちゃん』が「このラノ」ランキング初登場にして第1位を獲得。安定した人気を見せる作品もあれば、急激に広がる作品もあるラノベの“今”が見えるランキング結果になった。 「このラノ」に2つの投票窓口がある。1つはWEBからの投票で、ラノベのファンが好きな作品やキャラクターを選んで推薦する。もう1つが協力者によるアンケートで、たくさんのラノベを読んで感想を書いたり、販売に携わっていたりする人たちが、これから流行りそうなラノベ、ぜひ読んでもらいたいラノベをイチオシする。一般からの投票だけにすると、ベストセラー作品ばかり並んでしまうからだ。 『千歳くんはラムネ瓶の中』は、昨年の「このラノ2021」
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