『カトリーヌ・ド・メディシス』 夫アンリ2世の死を受けてその後終生黒の喪服(モーニング・クローズ)を着用するようになったフランス王妃カトリーヌ・ド・メディシス。その姿を写した肖像画。 フランソワ・クルーエ、1559年以降の作。 『遣る瀬ない悲しみ』 喪に服す女性を描いた油彩画。 イワン・クラムスコイ、1884年作。 喪(も、英語:mourning)とは、身近な者や心を寄せる者、尊ぶべき者等[注釈 1]の死を受けて、それを悲しむ者が一定期間中を過ごすことになる、日常生活とは異なる儀礼的禁忌状態であり、人間社会においておよそ普遍的な現象である。親族を亡くしたときに遺族が身を置く場合が最も一般的である。 「喪」には死別に対する自発的な悲しみの表現という意味がある[1]。また、社会的にも、最高為政者や最高権力者、社会的に崇敬を集めた人物などが死去した場合にも服喪が行われることがある。また、事件や事