6日付の米大衆紙ニューヨーク・ポストは、ニューヨークの米中枢同時テロ跡地で5日行われた献花式で、犠牲者遺児の10歳の少年がオバマ大統領に、国際テロ組織アルカーイダ指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者の殺害について「もうちょっとひどくないやり方はなかったの」と“苦言”を呈したと報じた。 殺害が適切だったかどうか内外で疑問の声が上がる中、オバマ氏は子どもからも厳しい声を突き付けられた。 少年は、生後10カ月だった2001年9月11日に発生した同時テロで消防隊員だった父を亡くしたクリストファー・カニザーロ君。献花を終えたオバマ氏にビンラーディン容疑者が死亡したことを「どう思う」と聞かれ、率直な感想を語ったという。(共同)