ウクライナの首都キエフで、選挙対策本部に到着したウォロディミル・ゼレンスキー氏(2019年4月21日撮影)。(c)Genya SAVILOV / AFP 【4月22日 AFP】ウクライナで21日に行われた大統領選の決選投票で、政治経験のないコメディー俳優、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)氏(41)の当選が確実な情勢となった。出口調査で明らかになった。既成政治勢力に大きな打撃を与える結果となった。 複数のシンクタンクがまとめた出口調査によると、政治経験がテレビ番組の大統領役だけのゼレンスキー氏の得票率は73%となり、ゼレンスキー氏は対立候補のペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)現大統領(53)に圧勝する見通しとなった。 当初は真剣に受け止められていなかったゼレンスキー氏の選挙戦はやがて貧困や汚職、1万3000人余りの犠牲者を出した5年に