クラウド活用「20年遅れ」の可能性も? 2006年にAWSのサービス提供が始まってから、20年近く活用されてきたクラウド・コンピューティング。同技術を巡るトレンドは、現在大きく変わりつつある。 クラウド・コンピューティングについて、「『使えるのか?』という議論ではなく、クラウドはNew Worldにおける必然です」と話すのは、ガートナー ジャパンのディスティングイッシュト バイス プレジデント、アナリストである亦賀忠明氏だ。 亦賀氏は、企業・組織がこれからの時代の変化に対応するためのIT戦略の最大のミッションとして「江戸時代からNew Worldへ」というキーワードを提唱してきた。これは、オフィス中心、リアル中心、紙や印鑑業務が中心だったこれまでのビジネスの在り方(江戸時代)から、ビジネスの自動化、ハイブリッドワーク、AIとの共生などを行う新たなビジネスの在り方(New World)への転