ご無沙汰しております。 ほあしです。 週刊少年ジャンプ 2021年36・37合併号にて、『BLEACH』の新作読切が掲載されました。前号の告知欄で突然発表されたことなので本当に驚きですが、なにはともあれ、この読切についても感想などをあれこれ書いていこうと思います。よろしくお願いします。 二匹の金魚についての寓話。大きくて強い個体が死ぬことによって、弱かったもう一方の個体が却って活力を得て助かるよ、よかったね、という内容です。 おそらく複数のニュアンスがあって、一つは「これは強大な魂魄である隊長格の死と、強大な尸魂界によって口を塞がれてきた地獄との関係にまつわるエピソードですよ」という宣言。シンプルな比喩表現なのでこれは分かりやすいと思います。 そしてもう一つは「一勇の無知・無邪気さ」を暗示しているのでは、という気がしています。「ああよかった 大きい方は死んでよかったんだ」というあまりに無邪