ニューヨーク(CNNMoney) 米東海岸では29日、ハリケーン「サンディ」の接近にともない、発電所をはじめとする公共施設に厳戒態勢が敷かれた。米原子力規制委員会(NRC)は同日、東海岸9カ所の原子力発電所で検査要員を増員したことを明らかにした。 NRCの報道官は、サンディの風速が上陸までに弱まるとの見通しを示し、原発の閉鎖は予定していないと述べた。また高潮で予想される水位も、危険水位より十分低いレベルにとどまると語った。一方で、各発電所で気象条件を監視している専門家らと連絡を取るなど、事態を注意深く見守る姿勢を強調した。 日本の福島第一原発事故では、浸水による電源喪失が炉心損傷につながった。同報道官はこれを踏まえ、米国の原発には2001年9月の米同時多発テロ以降、据え置き型と携帯型の非常用発電機を完備していると説明した。 東海岸一帯の送電システムを運用するPJMによると、万が一原発が停止
胃がんの兆候の一つに、胃に腸の細胞が現れる現象(腸上皮化生)があるが、東京大の研究チームは29日までに、この現象の背景に人工多能性幹細胞(iPS細胞)でみられるような「初期化」が自然に起きていることを突き止めた。論文は近く、米科学アカデミー紀要に掲載される。 東京大大学院医学系研究科の畠山昌則教授(分子腫瘍学)らは、胃がんや胃潰瘍の原因とされるピロリ菌が胃の細胞内に注入する物質が、本来は腸の細胞で現れるCDX1というたんぱく質を生み出していることに着目。培養したヒトの胃の細胞を使い、細胞内でのCDX1の働きを遺伝子レベルで調べた。 その結果、CDX1は胃の細胞内で、一度分化した細胞を初期化し、どんな細胞にもなれる能力を持たせる遺伝子群を活性化していることが判明。これらの遺伝子の一種はiPS細胞などの「万能細胞」作製にも使われており、同様の初期化が胃の細胞で起きていることが分かった。 [時
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