ブックマーク / 1330stars.hatenablog.jp (17)

  • 10分間【創作童話】 - 13:30の星たち

    10分間は、長いのか、短いのか・・・? 休み時間の10分間は、短い。 友達と話していたら、 あっという間にチャイムが鳴る。 布団の中の10分間は、短い。 さっき鳴った目覚まし時計が、また鳴る。 あっという間に学校に行く時間。 ゲーム中の10分間は、短い。 「ご飯だよ」と言われてから、 あっという間にママが鬼になる。 友達と遊んでいる10分間は、短い。 「あともう少し」と思っていたら、 あっという間に夕日が沈む。 「10分間、空を見上げていたら、 流れ星が見えるよ。」 ママが教えてくれた。 ママと夜空を見上げる。 ・・・ 夜空を見上げる。 ・・・ 「ママ、10分経った?」 「あ!流れ星!」 ママが夜空を指さした。 「え?」 また10分間のやり直し。 ママと夜空を見上げる。 ・・・ 夜空を見上げる。 ・・・ 「ママ、まだ?」 「あ、流れ星。」 「え?」 10分間は短い。 でも、流れ星までの10

    10分間【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【悪魔】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【悪魔】です。 ある創作コンテストのテーマが「悪魔」でした。 もう締切が過ぎていましたが、 悪魔を題材にした童話を書いたことがなかったので、 挑戦して見ました。 今回の悪魔は、良い悪魔かもしれないし、 最高に幸せな時に、もう一度やってくる嫌な悪魔かもしれないです。 どんな悪魔であっても、私は会いたくないと思います。 難しいテーマでしたが、せっかく書いた童話ですので、 ブログに載せました。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【悪魔】 - 13:30の星たち
  • 悪魔 【創作童話】 - 13:30の星たち

    「死ぬな!」 体がビクンとなって、動かなくなった。 後ろから近づいてくる足音がする。 振り向きたくても、動けない。 金縛りにあったみたいだ。 一歩、一歩、近づいてくる。 足音が止まった瞬間、目の前にギロリと睨む目があった。 しばらく、その目が俺を見ている。 「このガキが!! お前が死んだって、1円の価値もねえ。」 男は、そういうと、俺から顔を離し、首をコキコキ回している。 ピタピタの黒い服に、黒いマント、この人は、誰だ? 「悪魔だよ。」 男はニヤリと笑う。 悪魔が、指を鳴らした。 俺の体の力が急に抜けて、動けるようになった。 「なんの価値もないから、死ぬんだ。」 俺は小さな声で言う。 「はあ。 これだから、ガキはイヤなんだ。」 悪魔が大きな声で返す。 「悪魔なら、人の死を喜べよ。」 俺の声が震えている。 悪魔が、俺をじっとみている。 そして、胸ポケットから種を出した。 「これは、お前だ。

    悪魔 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話【ママは占い師】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【ママは占い師】です。 子どもの行動を見ていると、 当に危なっかしいです。 このまま行ったら転ぶなあとか、 その持ち方だったらこぼすなあとか、 そして、その通りになることが多いです。 子どもが次に何をするのか、 子どもが次にどうなるのか、 それが分かるママの童話です。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話【ママは占い師】 - 13:30の星たち
  • ママは占い師 【創作童話】 - 13:30の星たち

    わたし、こんなに細いところを歩けるよ。 「ママ、見て、見て!」 歩道の段差の上を歩く。 「ほら、前見て歩いて。転ぶよ。」 ドテッ。 「ほら、ママの言ったとおりでしょ?」 いたたたた。 わたし、こんなに上手にお水を運べるよ。 「ママ、見て、見て!」 コップの水をテーブルまで運ぶ。 「ほら、ちゃんと持って。こぼすよ。」 ビチャー。 「ほら、ママの言ったとおりでしょ?」 あちゃちゃちゃ。 ママは、いつも、私が失敗するのが分かる。 どうしてなの? もしかして、ママは占い師? ママは、どうやって占っているんだろう? ママは、どうして失敗することばかりを占うんだろう? もっと、嬉しいことを占ってくれたらいいのに。 そうだ、ママに聞いてみよう。 「ねえ、ママ。」 ママの方を振り向いて、話しかける。 「ほらほら、前見て歩く。ぶつかるよ。」 ゴン! 「ほら、ママの言ったとおりでしょ?」 ムカムカムカッ! 「

    ママは占い師 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【なんでもくれる1才児vs女子高校生】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【なんでもくれる1才児vs女子高校生】です。 前回、「魔の2歳児vs女子高校生」という童話を書きました。 1330stars.hatenablog.jp 今回は、第2弾です。 1歳の頃は、まだお話はできませんが、 こちらが言っていることは理解していて、 ほんの少し、意志の疎通ができ、楽しかったです。 そんな可愛い1歳児の童話を書きました。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【なんでもくれる1才児vs女子高校生】 - 13:30の星たち
  • なんでもくれる1才児VS女子高校生 【創作童話】 - 13:30の星たち

    女子高校生 「ただいま。」 1才児   石をくれる。 女子高校生 「はにゃ。」 1才児   絵をくれる。 女子高校生 「これ、自分で読むの?ふぁいてぃん!」 1才児   ママのスマホをくれる。 女子高校生 「ママのだから、ロック解除できないね。ぴえん。」 女子高校生 「なんか、臭う。」 1才児   オムツをくれる。 女子高校生 「アセアセ。」 女子高校生 「お腹、すいた。」 1才児   べかけのパンをくれる。 女子高校生 「神。」 女子高校生 「カギが、ない!」 1才児   カギをくれる。 女子高校生 「えー、なんで持ってるの? ありがとう。よだれベタベタじゃん。洗ってもろて。」 たたかいは、まだまだ つづくのであった。 1330stars.hatenablog.jp 1330stars.hatenablog.jp

    なんでもくれる1才児VS女子高校生 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【反抗期ニンジャ】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【反抗期ニンジャ】です。 親と子の性格が似ている場合、こどもに反抗期がない と言うのを聞きました。 私と息子は、性格が似ていますが、 息子に反抗期がありました。 反抗期の間は、冷たい時もあれば、優しい時もあり、 時々見せる笑った顔を見て、可愛いなあと思いました。 どんなに暴言をいわれても、 親は、こどものことが大好きなんだよ という気持ちを書いた童話です。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【反抗期ニンジャ】 - 13:30の星たち
  • 反抗期ニンジャ 【創作童話】 - 13:30の星たち

    息子の反抗期が始まった。 「うざい」「黙ってて」「ほっといて」 暴言の日々だ。 息子の部屋へは、立ち入り禁止になった。 部屋をノックすると、 「合言葉は?」 と聞かれる。 答えても、部屋には入れないのに、なぜか言わされる。 リビングに居る時は、ダンボールを頭から被っている。 「ここにはいません」と、隠れ蓑術を使っている。 階段の上から下まで、手すりに沿って、タコ糸が通っている。 そこに紙コップが上下するようにできている。 言いたいことは巻物にして、紙コップに入れてくる。 時々、紙コップに学校からの手紙がぐるぐる巻になって入っている。 息子は、母に見つからないように、 抜き足差し足忍び足で部屋の中を移動する。 時々、母がわざと振り返って見る。 「うざい」という時は、すぐ部屋に行ってしまう。 任務終了だ。 「あっぶな。」という時は、まだ隠れている。 任務続行だ。 息子は「忍者」になったのだ。

    反抗期ニンジャ 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話【お店屋さんごっこ】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【お店屋さんごっこ】です。 お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ、幼稚園ごっこなど、 こどもは、ごっこ遊びが好きです。 ごっこ遊びの間は、大人っぽい話し方になります。 そんな姿が、とても可愛いです。 可愛いごっこ遊びを童話にしてみました。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話【お店屋さんごっこ】 - 13:30の星たち
  • 水も滴る元気な子 【創作童話】 - 13:30の星たち

    コップの水をこぼした。 急いで、タオルを取りにいく。 戻ったときには、遅かった。 1歳の子が、テーブルの水をビチャビチャしてる。 あーあ。 なぜ、こういう時だけ、タオルを取りに行くママを追いかけずに、 テーブルの水の方に行くのだろう? ビチャビチャした水が顔にかかって、笑っている。 顔も、手も、洋服も、ビチャビチャだ。 天気がいいので、お散歩にでかける。 水溜りを見つけた時には、遅かった。 1歳の子が、水溜りの中に突進していく。 あーあ。 なぜ、こういう時にかぎって、長をはかずに 散歩にきてしまったのだろう? 1歳の子が、何度も水溜りを行ったり来たりする。 水溜りの水が広がっていく。 も、下も、洋服も、泥水がハネている。 お家プールを出した。 ホースをプールに入れて、水を溜める。 ホースには触らないと言った時には、遅かった。 1歳の子が、ホースを握って、思いっきり、顔に水をかけている

    水も滴る元気な子 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【カラフルな世界】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【カラフルな世界】です。 SDGs17の目標の中に「5ジェンダー平等を実現しよう」 というのがあります。 それに関する記事で、 男の子は青、女の子はピンクと決めつけないために 子供には、ベージュ色のオモチャを与える。 大きくなって、子供が好きな色を選べるように。 と書かれていました。 色を知らない子が、好きな色を選べるのかな? と思いました。 選択肢があることを知らないのに どうやって選択するの? と思いました。 世界には、たくさんの色があります。 子どもたちの回りにも、 カラフルな世界が広がっていたらいいな。 という願いを込めて書いた童話です。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【カラフルな世界】 - 13:30の星たち
  • 13:30の星たち

    2024-04-16 旅立ちの朝【創作童話】 創作童話 朝、窓を開け、空を見上げた。 雲一つない青い空。 風もない。 今日が晴れで良かった。 今日から、こどもが一人暮らしを始める。 生まれた時、あまりに小さくて、落としてしまいそうで怖かった。 お風呂に入っていたら、眠ってしまって、出るに出られなくな… #子育て #育児 #創作童話 2024-04-08 グリンデルベルグ【創作童話】 創作童話【タイアップ】 緑の山の奥深く、魔女のショコラが住んでいました。 ショコラは魔女になったばかり。 まだまだ上手に魔法が使えません。 毎日、魔法のトレーニングをしています。 緑の山の東側、クロンヌ王子が住んでいました。 クロンヌ王子はケーキが大好きです。 願いは… #創作 #童話 #グリンデルベルグ 2024-03-13 生まれてきてくれて、ありがとう【創作童話】 創作童話【0歳・1歳・2歳】 君がすやす

    13:30の星たち
  • 身の回りのSDGs 【創作童話】 - 13:30の星たち

    もうすぐ、授業参観がある。 今回は、身の回りのSDGsを調べて、発表をする。 オレは、まだ、17の目標のうち、どれにするかも決まっていない。 「よーく、周りを観察してみると、意外な発見があるかもしれません。」 と、先生はいう。 結局、宿題になった。 家にいるのは、父ちゃんと母ちゃんだけだ。 親を観察しても・・・ねえ? 母ちゃんは、毎日うるさい。 「脱いだ下は、ここに置かない。」とか 「テレビは離れてみる。」とか。 当は、自分の部屋に行って、宿題をしたいけど、 先生が周りを観察するように、と言ってたので、 仕方なく、リビングに座っている。 母ちゃんは、あっちに行ったと思ったら、 いつの間にか、戻ってきていて、 部屋の片付けや掃除、洗濯物を畳んだり、器の片付け・・・ 何かと忙しそうに動いている。 それだけじゃなく、オレがリビングにいるから話しかけてくる。 「宿題は?」 「今、やってる。」

    身の回りのSDGs 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【泣くのは、ズルじゃない】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【泣くのは、ズルじゃない】です。 以前、友達が、 「下の子が生まれてから、上の子に我慢ばかりさせている。」 と、言っていました。 上の子は、「お兄ちゃん・お姉ちゃん」になって、 今まで、独り占めしていたものができなくなって・・・。 そんな「お兄ちゃん・お姉ちゃん」に向けて書いた童話です。 頑張っているお兄ちゃんとお姉ちゃん、 泣くのは、ズルじゃないよ。という思いを込めて書いた童話です。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【泣くのは、ズルじゃない】 - 13:30の星たち
  • 童話の「はじまり」の話 【郵便屋さんのアメ玉】 - 13:30の星たち

    童話を作ったきっかけや童話に込めた思いを書きたいと思います。 今回は、【郵便屋さんのアメ玉】です。 毎日、手紙を配達してくれる郵便屋さんに感謝を込めて。 自転車、アメ玉、手紙などなど、私の大好きなものを詰め込んだ童話です。 読んでくださって、ありがとうございます。 1330stars.hatenablog.jp

    童話の「はじまり」の話 【郵便屋さんのアメ玉】 - 13:30の星たち
  • ドーナツのこころ 【創作童話】 - 13:30の星たち

    今日のおやつは、ドーナツ。 ドーナツのあなから、ママを見る。 「早く、べなさい。」 「ママ、見て。 心にポッカリ、あながあく。」 ドーナツのあなから、指をだす。 「はあ。」 ママ、このことば、しらないのかな。 まあいいや。 ドーナツって、なんでこんな形なんだろう。 ちぎって、ちぎって、ちぎって。 ならべて、ならべて、ならべて。 「ママ、なんの形でしょう?」 「顔。」 「ブッブー。 ちがいます。 こころ。 心という漢字だよ。 今日、習ったの。」 「あー。 心ねえ。」 「心って、書くのがむずかしいんだよ。」 「そうなの?」 「スカスカだから、バランスがむずかしいの。 でも、ドーナツで書いたら上手くできた。」 「よかったね。 遊んでないで、べたら?」 「はーい。 ねえ、ママ。 なんで、心はスカスカなのか知ってる?」 「えー、なんでだろう。」 「せいかいは、ギュウギュウだと入らないからです。」

    ドーナツのこころ 【創作童話】 - 13:30の星たち
  • 1