ブックマーク / yakannnikki.hatenablog.jp (75)

  • 第164夜 - 夜間日記

    虚無。 6時間4分10秒。

    第164夜 - 夜間日記
  • 第163夜 - 夜間日記

    自室の断捨離中、引き出しから見慣れない箱が出てきたので、開けてみると、中には10センチ前後の小さな白いインコがあった。以前飼っていた子で、5年以上前に亡くなったはずである。インコは微動だにせず、綺麗に乾燥して、まだ生きているかのように固まっていた。このまま大事に取っておこうか。幅の広いセロハンテープで巻いて、標のように仕立てることにした。いざ、テープを巻きつけてみると、薄いテープ越しに手のひらに押し付けられるインコの固さが、急に気持ち悪く感じた。私は悲鳴を上げて、テープが巻き付いたインコをゴミ袋に放り投げた。 6時間14分13秒。

    第163夜 - 夜間日記
  • 第159夜 - 夜間日記

    背丈ほどの大きさのサメを2体仕留めて帰路についた。駅中のデパートを通って帰るのだが、デパートは思ったよりも混んでおり、すれ違う人全員が、私の背中で伸びているサメを凝視している。ディズニーストアを抜けて、突き当たりのエレベーターに乗り込み、1階を目指した。1階の駐車場で降りると、私を待ち伏せていたのだろう、数人の黒服の追っ手がこちらに歩いてきた。私はダッシュで駐車場を駆け抜け、駅まで走った。背負っていたサメは、とっくに何処かに落としてしまっていた。駅を抜けて郵便局に駆け込み、郵便局抜けて、人気のない中華街までやって来た。私は露店の屋根によじ登り、テント布の中に隠れた。布の肌触りが心地良く、そのまま寝てしまった。 8時間18分50秒。

    第159夜 - 夜間日記
  • 第158夜 - 夜間日記

    虚無。 9時間30分41秒。

    第158夜 - 夜間日記
  • 第157夜 - 夜間日記

  • 第148夜 - 夜間日記

    虚無。 4時間31分53秒。

    第148夜 - 夜間日記
  • 第144夜 - 夜間日記

    虚無。 8時間29分10秒。

    第144夜 - 夜間日記
  • 第141夜 - 夜間日記

    虚無。 7時間24分47秒。

    第141夜 - 夜間日記
  • 第137夜 - 夜間日記

    大きな屋台の中華屋にやって来た。屋外なのだが、バイキング形式の店である。私は友人と、2人席に向かい合って座った。友人が「肉まんがべたい」と言うから、私は料理が並ぶ台まで取りに向かった。「肉まん」の札が掛かる銀の大きなボウルには「厳選した特別な肉を使用しています」とあったが、ボウルには大量の丸めたティッシュが山盛りになっているだけであった。 6時間6分10秒。

    第137夜 - 夜間日記
  • 第136夜 - 夜間日記

    久しぶりに登校しようとしたのだが、学校の場所を忘れてしまった。朝の通勤通学で賑わう駅前通りを、行ったり来たりして彷徨ったが、どの方角かすら見当も付かない。気付くと、見知らぬ住宅街に迷い込んでしまっていた。一軒家が建ち並ぶ中に、扉が開けっぱなしの教会のような大きな家があった。中に入ると、10人程度が輪になって椅子に腰掛け、絵を朗読していた。地域のこども会の、絵読み聞かせサークルだった。 6時間12分51秒。

    第136夜 - 夜間日記
  • 第131夜 - 夜間日記

    子ども向け教育番組の歌のお兄さんがプロデュースしたという、郊外の遊園地にやって来た。中央広場には、脳みそが透けて見えている海獣の巨大オブジェがあり、全体的にアングラ感漂う、中野ブロードウェイのような雰囲気で、およそ子ども向けの施設では無かった。私は、18世紀のイギリスをモチーフにしたというジェットコースターに乗った。所々で物の人が演技しており、実際の18世紀のイギリス人の生活を体感できるアトラクションである。私は一緒に乗った友人に「あのキャストたちは時給いくらぐらいなのだろうね」と言うと、友人は「あれは18世紀から連れてこられた物の昔の人だよ」と言った。 6時間38分22秒。

    第131夜 - 夜間日記
  • 第130夜 - 夜間日記

    放課後、1人で水族館へ立ち寄った。ちょうど子ども向けの勉強イベントをやっていたので、暇つぶししたい私は列に並んで参加した。壁一面に水槽が並べられた小さなホールに入り、20人程度の子どもたちと、私は、体育座りをして講師の登場を待った。拍手と共に登場した講師は、難しい口調で「海には水があります」などと分かりきったことを演説し始め、それを子どもたちは神妙な面持ちで聴き入っている。あまりの馬鹿らしさに、私は立ち上がって「途中ですけれど、帰っても良いですか」と宣言した。 5時間8分1秒。

    第130夜 - 夜間日記
  • 第129夜 - 夜間日記

    虚無。 7時間14分20秒。

    第129夜 - 夜間日記
  • 第128夜 - 夜間日記

    不思議な鳥を飼っていた。体長1メートルほどある大きなアヒルで、まるまる太った真っ白な胴体に、薄い黄緑色をした長い首が生えている。遠くから見ると、歪なネギのようである。首の筋力が強く、顎の下に手の平を差し込むと、クチバシを引っ掛けて体ごとぶら下がれるくらいである。かなり珍しい鳥だろうから、動物園の鳥の飼育員に自慢しようと思い、スマホでカメラを構えたが、どうやらスマホが壊れているらしく、写真は撮れなかった。 6時間20分49秒。

    第128夜 - 夜間日記
  • 第127夜 - 夜間日記

    ドアを開け、自室に入ると、2体の自分の身体があった。2脚置かれたパイプ椅子の上に、それぞれ体育座りをして、膝に顔を埋める格好で寝ていた。2体とも完全に私の身体であり、完全に生きている身体であったが、ピクリとも動かずに、うずくまった状態で、ただそこにあった。あまりの気持ちの悪さに、私は絶叫した。 6時間42分12秒。

    第127夜 - 夜間日記
  • 第123夜 - 夜間日記

    部屋に閉じこもって、フローリングに寝転がりながら、スマホでラジオを聴いていた。2人の男性パーソナリティと、稀にディレクターの声も聴こえる、3人でボソボソ会話しているだけの番組だった。BGMも効果音も無く、3人がただひたすら低く喋っているのを、1時間近く聴き続けた。 5時間40分4秒。

    第123夜 - 夜間日記
  • 第122夜 - 夜間日記

    虚無。 7時間41分34秒。

    第122夜 - 夜間日記
  • 第121夜 - 夜間日記

    修学旅行で大きな神社にやって来た。砂利が敷き詰められた広大な境内を、クラスメイトたちと列を成して歩いていく。幅・高さ10メートルはあろうかという巨大な鳥居があった。その足元には、直径1メートルほどの小さなマンホールがあり、引率の先生がその蓋を開けると、底無しの闇が広がっていて、地下深くへと続く螺旋階段があった。先生は「この螺旋階段を降りて、さらに縄をつたい、鎖をつたって地下深くにある御神体まで降りると、一生分のご利益がある」と言った。クラスメイトたちは次々に地下へ降りて行ったが、私は底無しの暗闇が恐ろしくて、降りるのを拒否した。帰り道、御神体を拝まなかった私は、神社から一歩出た瞬間、全身を強烈な激痛に襲われた。 7時間52分11秒。

    第121夜 - 夜間日記
  • 第120夜 - 夜間日記

    小学校の帰りの会で、ハロウィンの仮装を披露することになった。隣の席の人と2人で同じ仮装をして教卓の前に立つのだが、私はそんな事をするなど知らなかったため、そもそも仮装を用意していなかった。順番が来ても立ち上がらない私を見た先生は、笑顔で「倫理の授業しましょうか」と嫌味を言った。クラスメイトたちは真顔だった。あまりの理不尽な仕打ちに、私は走って教室を飛び出した。校門から走り出て、住宅街ダッシュしていると、夜になった。私は踏切を渡ったところで転んでしまい、すると、道の真ん中を猛スピードで走ってきた自転車に轢かれた。迫り来る自転車のフロントライトの眩しさを、よく覚えている。 時間分秒。

    第120夜 - 夜間日記
  • 第116夜 - 夜間日記

    書店のレジ横に、ポケモンカードが売られていた。10種類ほど並べてあるが、1種類1パックずつしか置かれていない。私はポケモンについての知識が皆無だから、デザインで選ぼうと思い、ウーパールーパー的水ポケモンが描かれたパックと、赤色箔押しのいかにも限定だろうパックを購入した。それぞれ140円と230円だった。 5時間44分12秒。

    第116夜 - 夜間日記