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第121夜 - 夜間日記
修学旅行で大きな神社にやって来た。砂利が敷き詰められた広大な境内を、クラスメイトたちと列を成して... 修学旅行で大きな神社にやって来た。砂利が敷き詰められた広大な境内を、クラスメイトたちと列を成して歩いていく。幅・高さ10メートルはあろうかという巨大な鳥居があった。その足元には、直径1メートルほどの小さなマンホールがあり、引率の先生がその蓋を開けると、底無しの闇が広がっていて、地下深くへと続く螺旋階段があった。先生は「この螺旋階段を降りて、さらに縄をつたい、鎖をつたって地下深くにある御神体まで降りると、一生分のご利益がある」と言った。クラスメイトたちは次々に地下へ降りて行ったが、私は底無しの暗闇が恐ろしくて、降りるのを拒否した。帰り道、御神体を拝まなかった私は、神社から一歩出た瞬間、全身を強烈な激痛に襲われた。 7時間52分11秒。