記事一覧 北陸新幹線、早期開業へ多くの壁 財源未定、関西の負担調整も難題 (2017年3月16日午後0時00分) 北陸新幹線を巡る動き 北陸新幹線敦賀以西ルートが15日、新大阪まで全て決定した。しかしルート問題が決着しても、すぐに着工できるわけではない。2兆1千億円と試算される肝心の財源は未定で、建設費を負担する関西の調整も難航が予想される。福井県が強く要望している2031年春の北海道新幹線札幌開業より早い全線開業にはクリアすべき課題が多い。 国土交通省の想定通りなら、敦賀以西は札幌開業後に着工し、完成は46年春になる。福井県は、国費の増額や貸付料(JRが開業後30年間支払う新幹線施設使用料)の算定期間延長などで財源を確保して早期に着工し、工期を10年に短縮するよう県内政財界一体となって政府・与党に引き続き要望していく構えだ。 県会北陸新幹線整備促進議員連盟会長の山本文雄議員はルート確