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東京糸井重里事務所の事業は、個人の読者を対象にしたウエブマガジン発行である。一般的に、個人向けウエブマガジンは、その主たる内容によって、エッセイ、評論、文化・教養、エンターテインメント、ニュースなどに分類できる。 個人向けウエブマガジンの戦略的変数は、1)ターゲットとする読者層の幅広さ、2)垂直統合の度合い―どれだけ内製するか、3)収入源―購読料、広告収入、オンライン・ショッピング・サービスの提供、などである。 これらの組み合わせから、3つの戦略グループが同定できる。第一のグループは、あまり垂直統合をしないで、内部だけでなく外部からもコンテンツを調達し、広告スペースを販売する。この形式で、更に、オンライン・ショッピングのサービスを提供する場合もある。現在、最も多くの購読者を集めているウエブマガジンは、このグループに属する。第二のグループは、プラットフォームとしての機能に特化し、ほとんど垂直
お客はチラホラなのに、なぜビアードパパはインドネシアで絶好調なのか:水曜インタビュー劇場(サクサク公演)(1/7 ページ) いきなりだが、中高年の人にお聞きしたい。子どものころに食べたシュークリームってどんなモノだった? と聞くと、ほとんどの人が「シューがフワフワだったなあ」と答えるはず。しかし、若い人に聞くと違う。「シューがフワフワだったなあ」と答える人もいるだろうが、「いやいや、シューはサクサクでしょ」と反論する声が出てくるはずだ。 なぜ、世代によって意見が分かれるのか。その答えは、1999年にまでさかのぼらなければいけない。その年に何があったかというと、「黄色い看板にヒゲのおじいさん」が目印のシュークリーム店が誕生したのだ。「ビアードパパ」(運営:麦の穂、本社・大阪)である。 シューはオーブンで焼き、クリームは店内で手作り。注文が入れば、目の前でクリームを詰める“実演販売スタイル”が
佐藤卓(さとう・たく) グラフィックデザイナー 1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了、電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。「ニッカ・ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などの商品デザイン、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」「全国高校野球選手権大会」等のシンボルマークを手掛ける。 また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクターを務めるなど 多岐に渡って活動。著書、展覧会も多数。(写真:鈴木愛子、以下同) 川島:日本のデザインの世界って、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、空間デザイン、そして建築デザインと、それぞれの分野に専門デザイナ
シャープのエンジニアが驚いていた。今から20年ほど前、1995年前後のことだ。当時、同社はアップル社のPDA、Newton MessagePadシリーズの製造を請け負っていた。その2代目製品となるMessagePad 110に関わったエンジニアがこう言ったのだ。 「中を見ると、基板が四角形でなくバッテリーを囲むような複雑な形になっていたり、他にも何カ所かもっと簡単にできそうなところをあえて大変な構造にしていたりしてあったんですよ。それでアップルの人に聞いたら、持った時の重量バランスを考えてそうしたって言うんですよね」 このエンジニアが言うとおり、部品の配置に気を配って重量バランスをよくしたことで、Newton MessagePad 110は実際の重さよりも軽く感じられた。Lindyというコードネームで知られたこのMessagePad 110こそ、ジョナサン・アイブがアップルに入社しての初の
ここ数年、「サードウェーブコーヒー」という言葉を耳にします。なにやら厳かな名前がついておりますが、要約すれば「もっとうまいコーヒーを飲もうじゃないか」という、シンプルで人間らしい現象だと言えます。さて、その「波」のはじまりは、サンフランシスコの小さなガレージに創られた、ひとつの小さなコーヒーショップでした。その名も"Blue Bottle Coffee"。オーガニックで新鮮な豆、フェアトレードにこだわり、自家焙煎してから48時間以内に提供する。純粋に「おいしさ」を追求したコーヒーは、多くの人に支持され話題になり、世界中にその名前を響かせることになりました。そして今、サードウェーブという巨大な波となって、日本までやってきたわけです。そのブルーボトルコーヒー"世界初の海外進出"として選ばれたのが、日本の清澄白河です。先日発表されて瞬く間にニュースが広まりました。が、どうして清澄白河だったのか?
独創的な商品・サービスづくりに求められるのがイノベーション。イノベーションで新しい価値を創出し、その価値で顧客を惹きつけるだ。しかし、顧客にとって何が価値となるかはなかなか分からない。マーケティングで導き出す顧客ニーズで、新しい価値を探すことはもはや困難になっている。そこで注目されるのが「Wants」なのである。 田子:僕はもはや「Needs」は崩壊していると思っているんです。これまで、「マーケットニーズを捉えることが重要だ」とみんなが考えて、そのための手法、いわゆるマーケティング手法がいろいろ開発されてきました。マーケット調査がその典型例です。しかし、そうした方法論はもう通用しないのでは。Needsの細分化、差異化があまりにも進んで、お客さんの求めていることが分からなくなっています。加えて、マーケット調査をすると、どこも似たような結果になり対応も似てくる。斬新なモノが生まれにくくなります
カプセルトイで世界平和 全商品の売上の一部を こどもたちへの支援を中心に、 日本のみならず世界に目を向け様々な社会貢献活動を継続的に行います。 カプセルトイという小さな楽しみが、 世界平和という大きな希望に繋がればという想いを込め、 「CAPSULE FOUNDATION」を立ち上げました。
消費増税による幾分の減少要因はあるものの、金融緩和と円安による株高が富裕層を中心とした購買意欲を刺激し、国内の消費は上向いている。また、海外からの観光客によるインバウンド消費も国内消費を後押ししている。そのような中、ラグジュアリーブランドの好調さが目立つ。2013年に円安による10%前後の値上げがあったにもかかわらず、売り上げは120%以上の伸びを記録したブランドも多い。 特に、人気が目立つのは「ルイヴィトン」「エルメス」「シャネル」などの老舗メゾンである。先日LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)の2014年第1四半期の決算発表があったが、日本での売上は前年同期比132%となった。増税前の駆け込み需要の影響がその要因であるが、市場のニーズは底堅く力強いことを示す結果となった。一方で、ラグジュアリーとマスの間に位置するプレミアム/アッパーセグメントのブランドは勝ち負けの差が目立つ。例えばア
すごい!煮干ラーメン 日本一煮干を追求した“ニボい!”ラーメンです。 ラーメン凪が仕入れる煮干は毎月5トン以上!瀬戸内の伊吹島をはじめ、全国各地の生産地に足を運び、煮干が泳ぐ海、加工場などをスタッフが体感。 現地で生産者に学び、食材と真剣に向き合い、超絶煮干スープを丁寧に仕込んでいます。 About our Niboshi Ramen’s main interest It is ramen "Niboi!" Pursuing the best beech in Japan. Ramen Nagi will buy boiled beef more than 5 tons per month! Staff visit Ijukushima in Setouchi and other areas, traveling to production areas throughout the cou
山口:篠田さんは旧日本長期信用銀行→留学→マッキンゼー→ノバルティス→ネスレと、華々しいキャリアをお持ちです。それがなぜ東京糸井重里事務所に入社されたのですか。 篠田:マッキンゼー時代の同僚がたまたま仕事で糸井に会い、世間話で「CFO(最高財務責任者)みたいな人を探している」という話になった。そこで、ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)のファンだった私のことを思い出してくれたのが、きっかけです。 当時ネスレで働いていた私がステップアップするには、日本の外へ出るしかありませんでした。アジア全体を見るとか、本社のあるスイスへ行くとか。でもその時2人目の産休から職場に戻ったばかりで、物理的に無理でした。国内で同じような仕事を続けるしかないのかと思っていた時期に、この話があったんです。 山口:外からは、不思議にすら思える、大胆なキャリア変更ですよね。グローバル大企業から、小所帯の、名クリエイターの個人事務
川島:この連載のタイトルは「ダサい社長が日本をつぶす!」なんです。 柴田:あはは。凄いタイトル。いいの、そんなこと言っちゃって? 川島:いいんです! 21世紀に入ってここ10年くらいの間に、暮らしを取り巻く日本の製品、どんどんダサくなっているような気がしません? 街を歩いても、お店に入っても、日本製品で「かっこいい」とか「美しい」といったものが少なくなっている。あ、いいな、と思うとたいがい海外の製品。で、今って「かっこいい」「美しい」製品じゃないと売れないでしょ? じゃあ、デザインって、商売にとって最大のツールのはず。なのにちっともかっこいい製品が日本から出てこない。これは日本企業の社長に「かっこいい」を判断する力がないからじゃない? ……という仮説を立てまして。 柴田:(無言で微笑) 川島:フリーのプロダクトデザイナーで、さまざまな大企業とおつきあいのある柴田さんのご意見をうかがいたく。
玄米を中心とした米穀販売とプラントベースフード製造、販売をしている株式会社マイセンの公式サイトです。
電子技術専門誌『日経エレクトロニクス』が実施した分解調査から見えた「iPhone 5」の進化の秘密とアップルの“部品力”、そしてアップルの新たなビジネスモデルに迫る本連載。最終回は、iPhone 5に搭載したプロセサ「A6」の内部構造を解説する。 「iPhone 5」のプロセサは「A6」と名付けられている。アップルが自社開発したプロセサを最初に搭載したのは、2010年に発売した初代「iPad」だった。iPadに搭載したプロセサ「A4」を同年発売の「iPhone 4」にも採用、2011年に発売した「iPhone 4S」には第2世代の独自プロセサ「A5」を搭載した。第3世代品となるA6について、アップルはCPU性能とグラフィックス性能をA5に比べてそれぞれ2倍に高めたと説明している。 抜本的に変わったプロセサの設計 「日経エレクトロニクス」が外部の協力を得てA6の内部を観察した。するとA6の設
電子技術専門誌『日経エレクトロニクス』が実施した分解調査から見えた「iPhone 5」の進化の秘密とアップルの“部品力”、そしてアップルの新たなビジネスモデルに迫る本連載。第2回は、iPhone 5の薄型化に大きく貢献した、「インセル」型の液晶パネルの内部構造を解説する。 「電話を再発明する」――。故スティーブ・ジョブズ氏が2007年1月にこう宣言して発表した初代「iPhone」は、タッチ・パネル機能と独自のグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)画面により、携帯電話機の操作と表示に革新をもたらした。第6世代品であるiPhone 5が示したのは、それから5年が経った今もアップルがタッチ・パネル関連技術で業界の先頭を走り続けていることだった。 成熟していない技術をあえて採用 アップルがiPhone 5で7.6ミリメートル(前世代のiPhone 4Sは9.3ミリメートル)という薄さを実
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