今回は、その後か、あるいは、ほぼ同時に行われるAs-Isの業務フローの記述についてお話しします。RFPを出すにしても、自分達のやりたいことをしっかりと提案者に伝えなければなりませんが、まずは現状がどうで、どんな課題を持っているのかということをわかりやすく伝えるのが、このAs-Isの業務フローです。こうしたチャート自体は皆さんの中にもご覧になった方が多いかもしれません。今回は、このフローにシステム化の目的をマッピングして、業務のどの部分に改善ポイントがありそうかを検討し、さらに、もっと現実的な課題を考えて、やはりフローにマッピングする部分についてお話ししていきたいと思います。では、順番にご説明していきましょう。 現状(As-Is)フローを描く 業務フローにはさまざまな書き方がありますが、ここでは誰もが直感的に理解できて、記述ルールについても、それほど細かく定義されていない「ラヴエム」という方
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