ブックマーク / agora-web.jp (9)

  • 年功序列の終焉

    安倍首相には「デフレは貨幣的現象だ」という思い込みがあるようだが、日のデフレは生産コストの変化による実物的現象だ、というのが吉川洋氏の説明である。世界で日だけが15年間に10%以上も名目賃金が下がり、これがほぼデフレ率に見合っている。日銀のオペレーションは一般物価水準を動かすものだから、賃金を変えることはできない。 賃下げの原因として誰でも思いつくのは非正社員の増加だが、意外なのは中高年社員の賃下げも進んでいることだ。上の図のようにここ15年で50代のサラリーマンの平均賃金は新入社員の3.3倍から2.5倍まで下がり、絶対額でも月額13万円ぐらい下がった。おおむね40歳前後が労働生産性のピークなので、確実に年功序列は解消に向かうだろう。 これは言い換えると、日のサラリーマンが雇用を守るためにワークシェアリングをしていることを意味する。おかげで日の失業率は4%程度と、アメリカのほぼ半分

    年功序列の終焉
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    skn_0410 2013/02/21
    年功序列の終焉
  • 危機は過ぎ去ったのか - 『ユーロ破綻』

    ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った (日経プレミアシリーズ) 著者:竹森 俊平 販売元:日経済新聞出版社 (2012-10-10) ★★★★☆ 昨年末から、ユーロが急ピッチで上がり始めている。12月初めに1ユーロ=107円前後だったのが、きょうは115円近くまで上がった。市場の見方では、暴落していたスペインやイタリアなどの国債をECBが「無制限に買い支える」と表明したためだそうだ。私もユーロを買い戻そうかと思ったが、書を読んでやめた。その抱える問題は、金融支援で乗り超えられるほど簡単なものではない――というより悪魔的に複雑で、ユーロが今後も維持できるとはとても思えないからだ。 一般にはユーロ危機の発端はギリシャの財政危機だと思われているが、それは問題が表面化したきっかけにすぎない。その質は域内の国際競争力の格差から生じた国際収支危機である。非常に複雑な話を思い切って単純化すると、そ

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    skn_0410 2013/01/05
    1. 北部が南部に補助金を出し続けて財政赤字を補填する。2. 共通通貨を廃止して変動相場制に戻る。 3. 南部の産業が崩壊して北部への大量の移民が発生する。
  • 政府BS論争 ―「暗黙の債務」が最も重要 ―

    内閣府は7月下旬、「平成23年 年次経済財政報告」(第1章第3節)において、10年ぶりに作成した一般政府(国・地方+社会保障基金)のバランスシート(以下「政府BS」という)を公表したが、この政府BSを巡って論争が起こっている。 その主な原因は、公的年金の給付債務と資産に関する取扱いであるが、上記の政府BSが誤っていると主張するロジックは、以下のようなものである。 「先進国では通常、公会計ベースで、政府BSとは別に、年金会計のバランスシートを作成し、年金の給付債務と資産を公表する。しかし、今回の政府BSは、年金の給付債務と資産の一部を恣意的に計上し、政府の債務超過額を膨張させている。」 この主張は半分正しいが、半分誤っている。というのは、まず、アメリカの連邦財務諸表では、政府BSとは別に、社会保険報告書(SOSI:Statement of Social Insurance)を作成し公表してい

    政府BS論争 ―「暗黙の債務」が最も重要 ―
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    skn_0410 2012/12/17
    あとで
  • 21世紀は個の時代 : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 21世紀は個の時代 / 記事一覧 今、京都での国際研究集会(Pacific Rim Complex Geometry Conference)に参加している。この研究集会は特に若手研究者を多く講演者に招くものだが、参加者の中には、世界を渡り歩いている研究者が多い。例えば、あるドイツ人若手研究者は、PhDはアメリカ中国人研究者の指導の下で取得し、ポスドクはイギリスでといった具合である。 こういった人たちに囲まれていたところ 「日人すべてが」「日全体が」幸せに生き残るっていうのがもう無理だと思うんですよね。国民国家レベルの話は最早不可能というか。その認識に決定的な亀裂があると思う。— 佐々木俊尚さん (@sasakitoshinao) 8月 7日, 2012 という佐々木俊尚氏のツイートがあった。 ここでは、このツイートの意味するところを分析したい。 現在、世界の成

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    skn_0410 2012/08/09
    良いまとめ
  • 公的扶助の国際比較:日本の生活保護は効率化の余地がある

    お笑い芸人の母親の生活保護受給が発覚し、多くのメディアが生活保護に関する特集を行った。これら特集では冷静な議論がある一方で、感情的な議論も多い。 そこで、今回のコラムでは、公的扶助(生活保護)の国際比較を通じて、日の現状について概観してみたい。その際、以下では、(1) 扶養義務の範囲、(2) 公的扶助総額(対GDP)、(3) 公的扶助の給付水準(対平均所得)の比較から、簡単な考察を行う。 まず、「扶養義務の範囲」である。日の民法では「配偶者間、直系血族、兄弟姉妹、その他の三親等以内の親族」に扶養義務を定めているが、欧米では「配偶者間と未成年の子」が主流である。実際、フランスでは「配偶者間と25歳未満の子」、イギリスでは「配偶者間と16歳未満の子」、スウェーデンでは「配偶者間と18歳未満の子」となっており、アメリカも州によって異なるが同様である。なお、ドイツは「配偶者間、親子間・その他家

    公的扶助の国際比較:日本の生活保護は効率化の余地がある
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    skn_0410 2012/07/11
    公的扶助の国際比較
  • 「ぽかん」とした農業団体を助ける必要があるのか =福島の小さな農協の「鈍さ」から大きなTPP問題を考える : アゴラ - ライブドアブログ

    「ぽかん」とした農業団体を助ける必要があるのか =福島の小さな農協の「鈍さ」から大きなTPP問題を考える / 記事一覧 ■「放射能との戦い・情報戦」で、なぜ福島は負けているのか 福島の農業団体をめぐり、興味深い体験をした。 「福島の農作物は放射能で危険である」。こうした風説を原発事故以来、流す人々がいる。こうしたデマについて私は義憤を感じている。(私の記事:放射能対策、恐怖克服で2次被害を抑えよ:http://agora-web.jp/archives/1397204.html) そしていくつかのメディアに提案して、福島の農作物の安全性を話す記事を書こうと福島取材の計画を立てた。私は東京在住だ。 読者の皆さん、つまり消費者でもあり、日国民である人は、福島の農業に対して「助けたい。何かできないか」、そして「福島の農作物は安全か」という二つの問いを持つだろう。ところが、インターネット上

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    skn_0410 2011/11/11
    福島の農業関係組織の実態。
  • オリンパス問題の本質

    オリンパスについて書かねばなるまい。 オリンパスの事件は、一部で予想された通り、粉飾問題に発展した。何か裏がなくては、あの異常なM&A助言手数料、価値のほとんどない国内三企業の高値買収は説明できない。 だから、昨日の記者会見で、ようやく全貌が明らかになった、というところだと認識されている。 しかし、私には全く理解できない点が残っている。いやより重要な問題が残っている。 それは、そもそも、なぜ損失を先送りするために、隠そうとしたのか。そして、それをなぜ継続をしたのか。さらに、あそこまで、企業の根源を揺るがすまでに業そのものに絡めて粉飾しようとしたのか。 オリンパス問題を日の問題にはしたくないが、オリンパスやその経営陣の資質、あるいは助言をした人々の資質による問題だけでもない。 そこが解決しない限り、この問題は、形を変えて、日に何度でも現れることだろう。そして、それはエンロンで見られたよ

    オリンパス問題の本質
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    skn_0410 2011/11/10
    株式公開やめればいいのにね。
  • 欧州版インバランス

    R・ラジャンが、その著書『大断層(Fault Lines)』(このがまともな日語訳で提供されなかったのは、大変に不幸なことである)の中で、世界に危機をもたらしかねない断層線の第1にあげているのは、「米国における所得格差の拡大」である。 日経済新聞に同書の書評を書いたことがあるので、そのときの文章を引用すると、 著者のラジャンによれば、なかでも大きな断層線は、米国における所得格差の拡大である。技術革新が所得格差の拡大につながっている面があり、その是正のためには、変化に対応できる人的資の形成を促す教育の拡充が求められる。しかし、教育による問題解決には長い時間を要する。米国では雇用保障や各種のセーフティネットが乏しいことから、政治家は時間をかけていられず、即効的な対策を求める。 その即効的な対策が、低所得層への優遇的な信用供与を増大させることである。とくに住宅関連での信用供与の増大によっ

    欧州版インバランス
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    skn_0410 2011/10/13
    うまくまとまっている。
  • 死は、生命の最高の発明 by Steve Jobs @sorahikaru

    アゴラの記事もジョブズで埋まってすみません。。。 スティーブ・ジョブズが亡くなってからもう1週間が過ぎようとしている。仕事がらApple Store銀座に立ち寄ることが多く、毎日たくさんの献花を見るにつれ、あ~、当に亡くなったんだぁとしみじみとさみしさの実感が湧いて来る今日この頃です。 この1週間、たくさんの記事を読み、PodcastでKeynoteのプレゼンテーションを見て、そして毎日、毎日iPhoneiPadMacApple TVを使っていて、そしてインターネットとウェブとFacebookとTwitterGoogleクラウドを使ってオフィスのないクラウドなワークスタイルを実践し、如何にAppleに依存したライフスタイルを送っているのか痛感せざる得ない。働き方、モノを買うやり方や教育の仕方は、10年前から比べて劇的に変わってしまった。 そしてこれからも変わり続けるだろう。 Te

    死は、生命の最高の発明 by Steve Jobs @sorahikaru
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    skn_0410 2011/10/13
    この記事にいちばんInspireされた。for Steve Jobs
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