同社のポール・オッテリーニ社長兼最高経営責任者(CEO)は2月27日、スペイン・バルセロナで開催中の国際見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、中国やインドの携帯電話メーカー、フランスの大手通信事業者などと提携すると発表した。 パソコンのマイクロプロセッサーでは市場シェアの8割を占める同社だが、スマートフォンやタブレット端末などモバイル端末の隆盛に危機感を募らせている。 モバイル端末の分野では英アームホールディングスの基本設計を採用するプロセッサーがほぼ9割のシェアを占めており、インテル製プロセッサーは苦戦を強いられているからだ。 中国、インドの大手メーカーと提携 そうした中、インテルは今年1月、中国レノボ・グループ(聯想集団)や米モトローラ・モビリティと提携したことを明らかにしていたが、今度は中国ZTE(中興通訊)やインドのラバ・インターナショナルと提携すると発表した。 Z