[サンフランシススコ 9日 ロイター] 携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」などの成功で復活を遂げた米アップルAAPL.Oは、株式時価総額が1800億ドルに達し、米マイクロソフトMSFT.Oからハイテク業界の盟主の座を奪う可能性も視野に入ってきた。 マイクロソフトの株式時価総額は約2500億ドルと米ハイテク業界で最大で、同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」はパソコン市場の90%を抑える。そんなマイクロソフトからハイテク業界トップの座を奪うとすれば、かなりの条件がそろった企業ということになる。 アナリストや投資家は、潤沢なキャッシュと高い利益率を誇り、携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」やコンピューターの「Mac(マック)」を持ち、来年にはタブレット型機器の投入も期待されるアップルには、十分その可能性があると見ている。 マイクロソフトとアップル両社の株式を保有するハイマー