最初に登壇したグーグル代表取締役社長の辻野晃一郎氏は、「グーグルが目指す次世代マーケティングプラットフォーム」と題して講演した(写真2)。辻野氏は冒頭、2009年はケータイ向けOS「アンドロイド」を搭載した携帯電話端末が発売されるなど、「新たな製品を矢継ぎ早にリリースする変化の多い年だった」(辻野氏)とした。 続いて、テレビ、ラジオ、インターネットの誕生から普及までの成長曲線を表したグラフを表示。辻野氏は、「ほかのメディアに比べて、ネットはかつてないスピードで成長している」とした上で、まだ広告媒体としては発展の最初のフェーズに差し掛かっているにすぎないという。「ネット上の広告ビジネスの本格化はこれから。可能性は無限に広がっていく」と主張した。 ネットの市場が一層拡大する中、同社では「すべてはオンライン化する」「コンピューティングはクラウドに移行する」「イノベーションは安価になる」「すべては