米アップルは米国で腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」最新機種の一部機能を削除して、販売を継続する意向だ。 対象となるのは、2023年9月に発売した、最新機種「Series 9」と冒険家やスポーツ選手などを対象とした高機能最新機種「Ultra 2」に備わる、血中酸素濃度測定機能だ。 米国ではこの機能を作動させないようにソフトウエアを修正して、輸入禁止命令を回避する。これにより、法廷闘争中もこれら機種の輸入を継続することができる。アップルによると、同社は24年1月18日に米国で修正版Apple Watchの販売を再開した。 米国際貿易委員会が米国への輸入禁止命令 米CNBCなどによると、アップルは長年にわたり、米医療器具メーカーのマシモ(Masimo)との特許侵害訴訟に直面してきた。 米国際貿易委員会(ITC)は23年10月、Apple Watchのパルスオキシメーター