維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)は8日、近畿の党所属地方議員らを集めた大阪市内での勉強会で「政治グループとして『関西維新の会』をつくり、統治機構改革と関西州の2本柱を立てて活動したい」と表明した。近畿の維新勢力を組織化し、党内での発言力を高める狙いがある。 勉強会に参加したのは、近畿2府4県の地方議員ら約180人。近畿の党総支部所属の地方議員は203人(4日現在)で、その多くが顔をそろえた。 講師役の橋下氏は道州制の実現を目指す考えを述べ、自身が率いる地域政党「大阪維新の会」の政策を8項目にまとめた「ローカル維新八策」を示した。議員定数削減や政務活動費の領収書のネット公開といった「議会改革」、区長・校長公募や事業の民営化を含む「行政改革」など大阪での取り組みを列挙。関西全体に広げ、地方議員の連携強化と勢力拡大を図る。 出席者によると、橋下氏は「維新の党からきれいさっぱり分かれるのではな