1カ月前から予約しないと食べられないお魚のお店があります。それも出てくるお魚は、サバだけ。でもようやく食べられたお客さんは、「脂が乗ってうまかったぁ」「いろいろな調理の仕方で全然飽きないわ」と満足そう。いまや、全国13店舗、シンガポールにも出店して、業容を拡大している「鯖や」さんです。 筆者が最初に大阪府豊中市の本社を取材したのは、もう3年前。最初にごあいさつした方をてっきり社長だと思っていたら、実は弟さんの右田孝哲(たかのり)副社長でした。その後に出てきたのが、お兄さんの右田孝宣(たかのぶ)社長。サバ一筋で急成長してきた業界の風雲児です。見間違えるのも無理はなく、お2人は双生児なのでした。 ユニークな販売戦略を展開 そのときは、ユニークな販売戦略を主に取材しました。大ぶりの脂の乗った八戸漁港のサバは、口の中で溶けるよう。実に美味しいと思いましたが、右田社長は美味しいだけでは駄目、と言いま
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